気になったニュースを取り上げるサイト

小学生の夜泣きがうるさい!原因は夜驚症か発達障害かも?

2018/12/21
 

夜泣きはせいぜい3歳くらいまでだと思っていたのに・・・

どうしてうちの子は、小学生になったのにまだ夜泣きするのかな?

夜泣きは子供自身だけでなく、親にとっても非常に辛いものですよね。

良質な睡眠をとって毎日を元気に過ごすために、小学生の夜泣きがうるさい場合の対応について考えてみましょう。

原因は夜驚症か発達障害かも?

泣きながら暴れて怖い怖いと叫んでるけど、大丈夫?

夜中にふと起き上がって、それから朝まで眠れないみたい。

小学校低学年なのに、睡眠時間が毎日4時間。

学校でちゃんと勉強できてるのかな?

激しい夜泣きの様子や、全く眠る素振りを見せないわが子を目にすると、非常に心配になりますよね。

お子さんには、いわゆる「夜泣き」とは違う症状が表れているのかもしれません。

 

夜泣きは通常何歳まで?

通常、夜泣きは3歳ごろまでの間に、赤ちゃんの睡眠リズムがつくられる過程で起こります。

赤ちゃんの多くは、生後3ヶ月頃からお昼寝が午前と午後に1回ずつになります。

夜中の授乳が減り、6ヶ月になるころには生活リズムが安定してくる子が多いでしょう。

ママが「やっとゆっくり睡眠がとれるようになった!」と少し楽になる頃ですね。
しかしそのタイミングを狙ったかのように始まるのが夜泣きです。

早い子で3ヶ月くらいから始まり、だいたい6ヶ月から1歳くらいに始まることが多いようです。

1歳ごろには落ち着き、1歳半くらいには自然としなくなる子が大多数です。

 

夜泣きの対応方法

赤ちゃんのころだけでなく、2、3歳になっても夜泣きをする子どもがいます。

夕方に寝てしまい、夜に熟睡できずに夜中に目が覚めて、夜泣きをするのです。

夕方は身体を動かす遊びをして、夜にしっかり眠れるようにすれば、ほとんどの場合夜泣きはなくなっていきます。

小学生の子どもに夜驚症の激しい症状が出たとき、気が動転してしまう保護者も多いかもしれません。

しかし、危険な行動をとらないか落ち着いて見守っていれば、たいていは数分でおさまります。

激しく動き回る場合に備えて、部屋の床には物を置かないようにするなど、安全対策に気を付けましょう。

本人が起きてから「夜起きて叫んでいたんだよ」等と知らせると、子どもが不安になってしまいます。

本人が気づいていないようなら、伝える必要はないでしょう。

まずは生活リズムを整えることが大切です。

入眠儀式を作る、眠るときは静かで暗い環境を作る、しっかり朝日を浴びさせる等が有効です。

起きている間に、極端に疲労したり興奮したりすることが夜驚症のきっかけとなることもあります。

マッサージなどでリラックスしてから眠ることも効果的です。

夜驚症と発達障害とは?

 

夜驚症とは

夜驚症は、子どもの脳が未発達なために起こります。

  • 子どもは脳の機能が幼く、昼間受けたストレスに脳が耐えきれない
  • 体調不良や慣れない場所での宿泊、学校生活や環境の変化も大きなストレスに

このように、たとえ楽しい経験であっても刺激として脳に残り、症状として現れます。

夜の睡眠のはじめの3分の1の間に起き、通常は一晩に1回数分~20分程度のパニックです。

間隔を置いて数回にわたることもありますし、まれに、昼寝の際にも見られます。

睡眠から目覚めたあと、パニック中の出来事は思い出せないことが普通です。

ほとんどが思春期までに症状がなくなるため、特に治療はしません。

まれにてんかんが原因の場合もありますので、夜驚症状が続く場合には、一度受診したほうがよいでしょう。

 

発達障害にみられる睡眠障害

発達障害児には、共通して何らかの睡眠障害がみられることがわかっています。

  • 明かりや音の感覚過敏により眠りが妨げられる
  • セロトニンの分泌量が少ない傾向にあり、体内時計が狂いやすい

などの特徴があります。

体内時計をコントロールするのにはメラトニンというホルモンを必要とします。

このメラトニンはセロトニンという成分を基にして体内で作られるものです。

しかし、発達障害児にはセロトニンが少ない傾向があるため、どちらかといえば体内時計が狂いやすいのです。

夜驚症と発達障害の違いは、夜間の覚醒時間に現れます。

例えば自閉症児の場合、「夜中に覚醒すると朝まで眠れない」「夜中に1~2時間起きている」という例がみられます。

しかし、発達障害のある子どもは興奮状態におちいりやすいため、夜驚症と睡眠障害が同時に見られることも多いとされています。

 

まとめ

小学生の夜泣きは、夜驚症や発達障害の症状が現れている可能性もあります。

親は落ち着いて子供の様子を見守り、激しく動き回る場合に備えて安全対策に気を付けましょう。

また、生活リズムを整え、子供のストレスを和らげるよう努めましょう。

子どもの様子をきちんと記録し、医療機関にも相談しながら成長を見守っていきたいですね。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 千客万来ニュース , 2018 All Rights Reserved.