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小学生低学年の頭痛や嘔吐は不登校の前兆?正しい親の対応は?

2018/12/21
 

我が子の突然の体調の変化には敏感なもの。

そして体調の変化は心理的なストレスが原因の可能性もあり、
「もしかして不登校の前兆では?」
と思う親御さんもいるかもしれません。

今日はそんな不登校の前兆について焦点を当てます。

 

不登校の前兆は?

もしかして、小学生のうちの子の頭痛や嘔吐は不登校の前兆なのでは?

病院に連れていくべきなのか、しばらく様子を見るほうがいいのか。

それとも、学校に相談するべきなのか。

判断に迷いますよね。

連休や長期休暇の間のお子さんにこんな様子が見られたら、不登校の前兆かもしれません。

・とにかく元気がない
・勉強が手についてない
・学校の話をしたがらない
・夜更かしを続ける
・スマホやゲームから妙に離れない

さらに連休明けや新学期の様子をよく観察しましょう。

・遅刻が増える
・勉強に集中できず成績が落ちる
・家でも元気が無くため息が多い
・宿題を忘れる
・忘れ物が多い
・時間を間違える

といったことが増えてきたら、何か学校に関する悩みを抱えているかもしれません。

その上で

・登校前に腹痛や頭痛を訴える
・登校前に嘔吐する

などの症状の出るお子さんは、身体的症状も不登校のサインなのかもしれません。

 

正しい親の対応は?

登校前に腹痛や頭痛を訴えた場合には、まずはきちんと痛みを受け止めてあげましょう。

「そうなの、痛いんだね。お薬飲む?」と薬を与えるのもいいですね。

「ジェルシート貼ってあげようか?」など具体的な対応をすることが大切です。

子どもは、親が痛みを受け止めてくれたことで非常に安心できるのです。

学校に行こうとすると気持ちが悪くなる、吐き気がする、というお子さんもいます。

実際に吐いてしまったり、以前学校で吐いたことがありそこから学校にいけない、行きづらくなる場合もあります。

たまたま体調が悪くて学校に行く直前に吐いてしまうことだってありますよね。

それがきっかけになって、学校に行こうとすると吐きそうになってしまう、というパターンもあるのです。

頭痛や腹痛が1日に数時間続き、断続的に数週間継続するようなら受診しましょう。

吐き気や嘔吐を繰り返す場合にも、受診が必要です。

病気が原因の場合も考えられますので、まずは小児科受診をお勧めします。

診察の際の資料にもなりますので、お子さんの状況を毎日きちんと記録しておきましょう。

 

前兆がない場合もある?

ほとんどの親にとって、不登校は突然の出来事です。

しかし子どもにとっては、わかっていたけれど避けられなかった結果です。

学校で大変な思いをしていても、親には見せない努力をするのが子どもなのです。

登校前に頭痛や腹痛、気持ちが悪いなどの症状を訴えた場合には、一度は思い切って休ませてみましょう。

ストレスが原因の場合、「学校に行かなくてもいい」という安心感で症状が良くなることもあるからです。

ただし、小学生であっても本人の意思を尊重することが大切です。

体の症状が治まれば、遅刻して登校できる場合もあります。

学校は、長休むほど再登校のハードルが高くなる場所。

登校を無理強いすることは避けるべきですが

・遅れて学校に行く
・保健室に登校する
・スクールカウンセラーの先生にだけ会う

など、学校との接点をできるだけ途切れさせないような体制を整えるのも、親の役目です。

子どもが笑顔で登校できるように「毎日本当に頑張って登校してるね」と子どもをねぎらってあげたいですね。

 

まとめ

・連休や長期休暇明けの子供の様子をよく観察する。
・身体症状が長期間断続的に続く場合にはまず小児科を受診する。
・子供が痛みなどを訴えた場合には、きちんと受け止めて具体的に対応する。
・子供の意思を尊重し、学校を休ませてもよい。
・子供の状況の記録を残す。
・学校とも連携して体制を整える。

このようにして、乗り切りましょう!

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