ダンブルドアが黒い水を飲んだ理由は?分霊箱をハリーに渡すため?
「ハリー・ポッターと死の秘宝」では分霊箱の一つである金のロケットの秘密が明かされます。
それは身に着ける人の心の闇をより深いものにし、闇の魔術に近づけようとするものでした。
そのロケットは、「ハリーポッターと謎のプリンス」でハリーがダンブルドアと共に海辺の洞窟に赴き手に入れたものでした。
その洞窟の中でダンブルドアが水のようなものを立て続けに飲むシーンが出てきました。
あの水は、一体何だったのでしょうか?
分霊箱のある洞窟で
巨大な黒い湖の小島へ
ダンブルドアとハリーは分霊箱を見つけて破壊するため、ヴォルデモートが少年時代に訪れた洞窟に向かいます。
ふたりはホグワーツから姿をくらまして旅立ちましたが、呪文による防御のため洞窟の中に直接入ることはできませんでした。
歩いて中へと進んだ二人は、血を受けたときにだけ開く扉を通過して先に進みます。
すると真ん中に緑に光る孤島が見える、巨大な黒い湖が現れます。
ハリーが分霊箱の呼び寄せを試しますが効果はありませんでした。
ダンブルドアが巧妙に隠された、安全に湖を渡れるであろう小舟を発見して二人は乗り込みます。
湖を渡るとき、ハリーは水面に触れたものを攻撃する亡者に気がつきました。
ダンブルドアは必要になったとき、亡者に対する攻撃として火を考慮に入れるようハリーに伝えました。
ダンブルドアが飲んだ緑色の液体
湖の中央にある小島に到着した二人は、あざやかな緑の水薬で満たされた水盆を見つけました。
ダンブルドアが色々試した結果、底にある分霊箱を取り出すためには誰かが水薬を飲むしかないことがわかります。
ダンブルドアは水薬が分霊箱を奪うのを阻止する働きをするに違いないと見抜き、自分が飲み続けるよう全力を尽くすと誓うことをハリーに求めます。
そしてダンブルドアはよろめき、恐怖に駆られた声を上げ激しく体を震わせ「殺してくれ!」とまで叫びながらもハリーの助けを借りて10杯の薬を飲み干し、倒れてしまいます。
水を求めるダンブルドア
ハリーの呪文で意識を回復したダンブルドア。
水を飲みたいというので、ハリーは空になったゴブレットに水を満たす呪文をかけます。
しかし水は一瞬で消え去り、何度やっても水を飲ませることができません。
そこで湖の水をゴブレットに汲んでダンブルドアに飲ませました。
ハリーが湖の水に触れたことで亡者の大群が現れ、パニックに陥ったハリーは呪文と呪いを駆使して反撃を試みましたが効果はありません。
少し力を回復したダンブルドアが炎の輪を作って亡者を追い払いました。
分霊箱である金のロケットを回収してハリーに支えられながら小舟で脱出したダンブルドア。
再び血を使う扉を開けて洞窟の外に出た二人はホグズミード村に向かって姿くらましをしました。
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まとめ
洞窟の湖でダンブルドアが飲んだのは
- ロケットが入っていた水盆の緑の水薬
- 黒い湖の水
でした。緑の水薬がロケットを手に入れようとする気力・体力を奪い、湖の水が亡者を呼び起こしてロケットを奪う者を湖に引き入れるという仕掛けになっていたんですね。
大きな犠牲を払って手に入れたロケットですが、ダンブルドアが亡くなった直後に偽物と判明します。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」で、本物のロケットはで魔法省の役人になっていたアンブリッジの手に渡っていることがわかります。
ハリー、ロン、ハーマイオニーはそれを奪い、グリフィンドールの剣を使って破壊することに成功しました。
ダンブルドアの犠牲は一見無駄な行為だったように思えますが、真実を明らかにして分霊箱を破壊するために必要なことでした。
呪いの影響で間もなく余命が尽きることを知っていたダンブルドア。
自ら水薬を飲み、ハリーに未来を託したのですね。
ダンブルドアに、完敗!