ブラックスワンのニナセイヤーズの病気は統合失調症?最後は死んだの?
ナタリーポートマンが怪演が光ったブラックスワン。
アカデミー主演女優賞を受容し、ナタリー・ポートマンが主演した作品の中でも最も有名な作品の1つとして言えます。
ご覧になった方はおわかりの通り、サイコスリラー映画なのでハッピーな映画ではありません。
バレエのプリマ(ヒロイン役)を射止めるために狂信的なほど努力し、母娘ともども取り憑かれていく様は見るものに恐怖すら与えてくれました。
どうしてあのような作品になったのでしょうか。
ニナは統合失調症?
具体的な行動の数々
統合失調症でしたねー。
ライバル・リリーが自分の役を奪おうとしていたのも思い込みでしたし。
他人が確認できる程度に引っかき傷もありましたが、それ以外で目立った傷はなかったので自分で傷つけたのは妄想だったことになります。
ベスが爪磨きで顔を刺したのも同じく幻覚です。
そんな人はいないですからねぇ。
あるはずのものが見えないものが見えるのはまさに統合失調症の代表的な症状です。
そう考えると恐怖の部分のほとんどがニナ自身の幻覚だったことになります。
役柄を巡り先生のプレッシャーもニナのことを思ってのこと、ニナの黒鳥の演技を素直に賞賛するリリーもニナを思ってのことでした。
結末を見て思うのは恐怖の部分すべてはニナの思い込みだったことになります。
病気は母親の遺伝?
統合失調症において遺伝は数々の原因の1つでしかありません。
ニナのお母さんが自分の才能のなさをニナの妊娠のせいにした部分がありますが、
それは野球によくある父親が自分が叶えられなかったことを息子に叶えてもらうようなことでしょう。
母親自身に精神的に不安定な部分はありましたが、それ以外で統合失調症のようなものはなかったので遺伝ではなかったと思われます。
統合失調症はニナの狂信的な執念が生んだものと思われます。
最後は誰が死んだの?
最後の場面でライバルだったリリーを殺してしまったはずなのに、黒鳥を演じきったあとはライバルだったリリーが祝福。
そしてニナは自分の体を見れば血が吹き出していることに気付きます。
ニナはライバルだったリリーを刺したのではなく、狂気の中で自分自身を刺したのでした。
作中でも
トーマス先生が「自分の行く手を阻むものは自分自身だ」
とのコメントがあり、ニナ自身は死んだと考えられます。
上記で記載した通り、リリーは生きており、亡くなったのは主人公のニナ・セイヤーズのみです。
まとめ
1.ニナは統合失調症で怖いものすべては基本的病気による幻覚だった。
2.最後の死んだのはニナだけ。自分が刺したリリーは死んでいなかった。