ハリーポッターの父親の性格!スネイプやシリウスをいじめる最低なクズだった?
映画「ハリー・ポッターと死の秘宝」と「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」では、ハリーの父ジェームス・ポッターの若かりし日のエピソードを見ることができます。
実はこのジェームス、優等生でありながら気に入らない人物をいじめていた過去もあるんです。
どんな性格だったのか調べてみました。
スネイプとシリウスをいじめてた?
ジェームスとシリウスとは、入学前のホグワーツ特急で出会って意気投合し、以降無二の親友となりました。
対症的に、同じコンパートメントで顔を合わせたスネイプに対しては当初から二人とも冷たい態度で接しています。
この二人はミネルバ・マクゴナガルに「あんなに手を焼かされた二人組はいない」と言われるほどの悪戯好きで有名でした。
ジェームスは早くからリリーに気があったようです。
ただ、スネイプはリリーと幼馴染でホグワーツ入学後も親しくしていたことから、2人の関係への嫉妬があったのではないでしょうか。
またジェームスは闇の魔術を憎む気持ちを強く持っていました。
同級生の中でも特に闇の魔術に傾倒しマグルへの差別的態度を見せていたセブルス・スネイプを目の敵にしていたのです。
5年生の時、ジェームズが大勢の前でスネイプを宙吊りにした時にはリリーが見かねて止めに入りました。
しかし、スネイプは屈辱感からリリーを「穢れた血」と呼んでしまいます。
ジェームスの虐めが原因でリリーとの関係が修復不可能になったことから、ジェームズはスネイプから深い憎しみを抱かれるようになったのです。
映画ではどうなのか?
映画「ハリー・ポッターと死の秘宝」のスネイプの記憶の中にジェームスがちらりと出てきます。
ホグワーツ入学当初の組み分けシーンで、ジェームスから同じ寮生になったリリーに挨拶しているところ。
次はリリーとスネイプが廊下を歩いていると、わざとその間を走り抜けて2人の邪魔をするジェームス。
学生時代にスネイプを逆さづりにして虐めるシーンが出てくるのは「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でした。
原作ではどうなのか?
原作では映画以上に詳しく描写されています。
スネイプを虐めるエピソードもありますが、基本的には明るく悪戯好きな人気者で 友情に篤い人物だったようです。
というのも、リーマス・ルーピンが狼になっている時も仲間と一緒に過ごせるよう、数年かけて独自に『動物もどき』になる方法を編み出しています。
また、シリウスの誘いに乗ったスネイプが本当に危険な目にあいそうになった時には、身を挺して助けにいきました。
当初ジェームズは、仲良しのスネイプを虐める傲慢さからリリーに嫌われていました。
しかし7年生になるとジェームズが自分の傲慢さに気づき態度を改めたため、リリーとの交際が始まって卒業後2人は結婚したのです。
学業成績も優秀で7年生の時は主席になり、クィディッチではハリーと同じくシーカーでした。
何よりも、彼はハリーのために命を捨てたわけですから、息子に対する愛情は本物ですよね。
まとめ
父親が学生時代にスネイプを酷くいじめていたと知って、原作でのハリーは非常にショックを受けていました。
そこだけ見れば最低なクズだった、と思われても仕方ないのかもしれません。
ただ、スネイプにも未熟で偏屈な部分があったことは事実ですし、人間は完ぺきな存在ではありませんよね。
マイナスの一面としか思えない部分があることで、かえってキャラクターの人間性にリアリティがあるのがハリー・ポッターシリーズの魅力ではないでしょうか。