マスカレードホテルのタイトルの意味とは?表紙のアイマスクは関係してる?
人気ミステリー小説の「マスカレードホテル」の実写映画が公開されるとのことで、
原作小説の方にも改めて注目が集まっています。
そんな中ですが「マスカレードホテル」というタイトルの意味が気になるという声があるそうです。
ということで今回はマスカレードホテルについてですが、
マスカレードホテルのタイトルの意味とは?という点と表紙のアイマスクは関係してる?という点について深掘りしていきます。
マスカレードホテルについて
マスカレードホテルは東野圭吾さんが執筆した長編ミステリー小説です。
2008年~2010年の約2年間で小説すばるという月刊誌に掲載されていました。
その後の2011年9月10日に集英社からの出版で単行本として発売されました。
ちなみにマスカレードホテルは読者が選んだ東野圭吾作品ランキングで5位と上位をとっています。
作中で舞台になっているホテルは日本橋にある「ロイヤルパークホテル」だと言われています。
あらすじ
マスカレードホテルのあらすじがこちらです。
東京都内で3件の予告殺人事件が起きた。事件現場に残された不可解な暗号から、3つの事件は連続殺人事件として捜査される。警視庁の捜査本部は、数列の暗号が次の犯行現場を予告するものであると解読し、第4の殺人は高級ホテル「ホテル・コルテシア東京」で起こると推測する。
数名の捜査員が、第4の事件を未然に防ぐ為フロントスタッフやベルボーイに扮してホテルに配置され、不慣れなホテルマンとしてのホテル業務に悪戦苦闘しつつ、不審な宿泊客を監視する事を強いられる。捜査一課の刑事・新田浩介は、英語ができる帰国子女であることから、同ホテルのフロントスタッフに扮することになり、新田の補佐・教育係には、優秀なフロントクラークの山岸尚美が任命された。
立場も職業倫理も異なることから、潜入捜査が始まった段階では衝突の多い2人だったが、共にホテルマンとして、時には捜査員としての目線を互いに共有しながら、日常起こるホテル内での悲喜交々の出来事に対峙していくうち、二人の間には信頼と共闘意識が生まれる。そして、捜査本部がこれまでにない厳戒体制を敷いた、ある特別な1日が始まった。
作品のキーポイントになってくるのが現場に残された暗号が解読できるかというところだと思います。
作中のトリックがかなり作り込まれているようですし、読みやすいと読者からも評価されていますので、長編小説をあまり読んだことがない人でもミステリ小説として楽しめると思います。
マスカレードホテルのタイトルの意味とは?
マスカレードホテルって聞いても、あまりピンとはこないですよね。
しかし作者が東野圭吾さんだけにタイトルにも意味が隠されているのです。
マスカレードホテルのマスカレードを英語にするとmasqueradeになるのですが、この英単語は仮面舞踏会という意味があるそうです。
もっと詳しく説明しますと作中で、主人公の新田浩介の教育係を任される山岸尚美というホテルのフロント業務についている女性がいるのです、
その山岸尚美がこんな言葉を語っていました。
「ホテルに来られる人たちはお客様という仮面を被っています。」
「ホテルマンはお客様が仮面を被ってるということを忘れてはなりませんし、剥がそうともしてはいけません。
お客様は仮面舞踏会を楽しむためにホテルに来ているのですからね。」
この発言が最後の犯人を示すヒントになっているのです。
あいだの話をここでは省略させていただきますが、最後の犯人は老人に変装するのが得意な30代の女性なんです。
こういったことから山岸尚美が発言した「お客様はお客様という仮面を被っている」というところがタイトルのマスカレードと繋がってきます。
なので「マスカレードホテル」というタイトルには、この作品の犯人はお客様という仮面を被っている。という意味を表しているのです。
さすが東野圭吾さんですよね、緻密すぎます。
いま考えると小説の表紙がアイマスクでしたが、仮面ということを表紙でも表していたのですね。
最近海外の小説とか昔の文豪の名著ばっかりだったので、めっちゃ読みやすく感じたのは「マスカレード・ホテル」
映画化されたみたいなので、観ようと思ったら来年公開でした。 pic.twitter.com/0lvk7VfqvJ
— 堀口 貴也 (@Takayahoriguchi) 2018年10月7日
気づきませんでした。
まとめ
■2019年1月にマスカレードホテルの実写映画が公開される。
■マスカレードホテルのタイトルの意味は仮面舞踏会である。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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