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クレイジーリッチはつまらない?日本人には共感できない部分が多い?

2018/12/14
 

大ヒットのクレイジーリッチ。
アメリカ初登場から3週間で首位を快走しています。
興行収入は1億ドルを突破し、ますます数字を伸ばしています。

どこまでいくのでしょうか。

そんな好調なクレイジーリッチですが、中には
「つまらない!」という声も聞こえてきます。

一体どうしてそうなるのでしょうか。

中華系と日本人の文化感の違い

日本人は見せびらかさない

(モデルを招いての豪華クルージングパーティー)

文字通り、クレイジーなくらいの富裕層がたくさん現れます。

ここ20年でアジアで最も豊かな国の1つとなったシンガポール。
1億ドル(110億円)以上の金融資産を持つ世帯の割合は世界第2位です。
(資産じゃなくて金融資産だからまた凄い)

中華系の国では稼ぐ人=偉い、凄い
という風潮はありますが、

これが日本であれば
日本人で稼ぐ=労働者を搾取して金儲けをしている
という風潮が少なからずあります。

最近で言えば民間人初の月旅行へ行くことを表明したZOZOTOWN・前澤社長が叩かれまくったのが良いでしょう。

故に日本人ではこのような派手なお金の使い方をする人の眉をひそめる、
はっきり言えば毛嫌いする人が多いのも事実です。

この辺で共感できない人が多いはずです。

3/4が中華系のシンガポールが舞台

参照:https://www.huffingtonpost.jp
舞台となったシンガポール。
実に国民の3/4が中華系を占めます。

公用語は英語(正確にはシングリッシュ)ですが、街へ出ても中国語が話せれば生活に困りません。

そして中華系はその人口の多さから日本はもちろん世界各国でチャイナタウンを形成します。
日本人より海外移住することに抵抗がない民族でもあります。
(同じ言葉を話す人がいれば移住のハードルは下がりますよね)

心理描写が中国人にしかわからない部分がある

番組のクライマックスでは主人公レイチェルと彼女の恋人の母エレノアが麻雀をしながら
お互いの心理描写を表すシーンがあります。

中国では中産階級が行う国民的な娯楽の1つである麻雀。
寧ろ女性の方が麻雀で遊ぶ機会が多いとされています。

しかし、日本で麻雀と言えば、男性大学生もしくは年配の男性が行う娯楽としての認識が依然として強いです。

麻雀のシーンを見ても何が言いたいのかわからない観客も多かったのではないでしょうか。
(日本と中国では麻雀のルールも違う)

クレイジーリッチ”アジアンズ”は日本人を指していない

今回の映画は好調な成長を続けるアジア経済をやや誇張した映画です。

このアジアには世界第二位の経済規模を誇るまでになった中国の他、
今回のロケ地であるシンガポール、他にもインドネシアやマレーシアも入るでしょう。

しかし、日本は世界第3位の経済規模を持っていますが、ここ30年近く経済成長は世界平均を下回ったままです。

バブル期であった日本人が見ればやや共感できた部分はあったでしょうが、
現代の日本人が見ても共感できない人の方が多いのではないでしょうか。

まとめ

1.日本人は富裕層はクレイジーリッチの登場人物のように金持ちっぷりを見せびらかさない
2.シンガポールは中華系の国だが、海外で日系中心の国はない。
3.原題の「クレイジーリッチアジアンズ」は好調なアジア経済を誇張したものだが、ここ30年日本経済は低迷している。

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