修斗とシュートボクシングの違いは?他の総合格闘技団体との関係は?
格闘代理戦争でますます注目が集まる総合格闘技。
そして”総合”が付くだけに様々なバックグラウンドを持つ選手が参戦しています。
ボクシング、キックボクシング、レスリング、柔道、柔術などなど。
今日はその中でも一番わかりにくい
修斗とシュートボクシングの違い、
そしてその他の総合格闘技団体DEEPやパンクラスとの違いに焦点を当てて行きます。
Contents
修斗とシュートボクシングについて
修斗について
総合格闘技(MMA=Mixed Martial Arts)の1つの団体です。
立ち・寝技の両方あります。
ルールによってサッカーボールキックや寝技からの肘打ちも認められることもあります。
歴史は日本の主要な格闘技団体の中で最も古く1989年の設立です。
その歴史から一番重みがあると言われています。
格闘代理戦争の推薦人である
・佐藤ルミナ
・宇野薫
・青木真也
も修斗のチャンピオンに輝いています。
また有名どころだとRIZINチャンピオンの堀口恭司も修斗のチャンピオンでした。
仕組みがうまくできており、
アマチュア修斗(通称アマ修)→プロへの扉が開かれています。
格闘代理戦争2rdに出た椿選手や山本KID選手もアマ修で優勝しています。
シュートボクシングについて
一言で言えば
寝技以外の総合格闘技、立ちの総合格闘技と言えます。
なので立った状態から関節技を決めることが可能です。
元々はキックボクシングから派生したもので1985年に創立されています。
意味は2つから
・上記の修斗
・真剣勝負という意味のshoot
が由来となっています。
有名どころで言うとRENA選手がシュートボクシングの出身です。
総合格闘技との比較では立ち技に強く、逆にグラップリング(寝技)が強い浅倉カンナ選手には苦戦、連敗を喫しています。
2つの違いは?
両方共通なのが殴る、蹴る、投げるという総合格闘技であることです。
その中で
立ち技のみ→シュートボクシング
寝技も含めてあり→総合格闘技
といった感じです。
そして
シュートボクシング→1つの競技
修斗→総合格闘技の中の1つの団体
という感じです。
下記で詳細を後述します。
他の総合格闘技団体との関係
関係図
修斗は日本三大総合格闘技団体の1つです。
団体VS団体が行われることもあります。
特にDEEPとパンクラスは対抗戦を定期的に開いています。
DEEP
2001年に旗揚げされた格闘技団体。代表は佐伯繁氏。
旗揚げ当初は修斗に登場しなくなった選手の受け皿という印象でしたが、存在感を拡大させています。
特に女子には力を入れていてDEEP JEWELを主催。
RIZINチャンピオンの浅倉カンナ選手
今回格闘代理戦争3rdに出場している古瀬美月選手
その他、多くの女子選手を輩出しています。
パンクラス
1993年に船木誠勝、鈴木みのるらによって旗揚げされた団体です。
代表は実業家・酒井正和氏。
「世界標準の総合格闘技団体」を目指し、代表自らUFCへ視察するなど競技の底上げに余念がありません。
最近は女子で朱里選手がUFCと契約するなど世界を見据えた競技運営が特徴です。
どの総合格闘技団体が強いの?
結論から言えば団体ごとに優劣はありません。
ただ歴史的には修斗が一番重みがあると言われています。
強さ自体は各選手次第です。
最近では2018年9月DEEPストロー級王者がパンクラスストロー級王者を破っています。
反対に2017年の大晦日ではパンクラスのバンタム級王者がDEEP王者を破っています。
まとめ
1.シュートボクシングには寝技がないが、修斗は寝技も含まれている。
2.修斗は総合格闘技の1つの団体、シュートボクシングは1つの競技である。
3.日本の主要な総合格闘技団体は3つあり、修斗・パンクラス・DEEPがある。
4.どの団体が強いか一概には言えないが一番歴史が古い修斗が重んじられる風潮はある。