錬金術師ニコラス・フラメルは実在したの?賢者の石の作り方は?
2018年11月23日に公開された「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第2弾。
日本国内では早くもV2を達成するなど盛り上がりを見せています。
そんな中で気になるのが、ハリポタシリーズの1作目のキーであり、
今作で初登場したニコラス・フラメルの存在です。
今回はニコラス・フラメルは実在したのか、賢者の石の作り方について掘り下げていきたいと思います^^
作中のニコラス・フラメルについて
ニコラス・フラメルの基本情報は以下になります。
本名:Nicolas Flamel
生死:1300年(~1327年)~1992年(~1996年 )(享年665歳超)
家族:ペレネレ・フラメル (妻)
杖:不明
職業:錬金術師、哲学者
所属:ボーバトン魔法アカデミー、フラメル家
ニコラス・フラメルはフランスの魔法使いです。
その名前は「ハリーポッターと賢者の石」で登場しますが、
姿ごと登場したのは今作の「ファンタスティック・ビースト」が初出のようです。
ヴォルデモートが肉体の復活のために狙っていた
“賢者の石”を生みの親で、魔法界では錬金術師としても有名です。
賢者の石を利用して作る“命の水”には寿命を延ばす作用があり、
フラメルはハリポタ作中で665歳を越える年齢まで生きていると語られています。
彼はホグワーツのダンブルドアとも交流があります。
「賢者の石」の終わりにはヴォルデモートの一件もあり、
“賢者の石”をダンブルドアと相談して破壊することにしました。
その後残りの寿命で身辺整理をし、息を引き取りました。
実在のニコラス・フラメルは
実はハリポタのニコラス・フラメルは実在する同名の人物がモデルになっています。
実在のニコラス・フラメルは、パリの出版業者だったようです。
名前はニコラ・フラメルとも言うようです。
寿命は1330年~1418年なので、
世界史でいうと百年戦争からコンスタンツ公会議あたりに活躍した人物です。
彼はモデルになっているだけあって、錬金術にも携わっていたとされているようです。
こちらでもハリポタと同様に錬金術師として賢者の石を造ったと言われています。
ハリポタのフラメルは、歴史からインスピレーションを得て創作したのですね。
ただ、フラメルに関しては1点問題があります。
それは錬金術や賢者の石の製造に関しては、歴史研究が進んだことで否定されています。
こういったことは創作物ではよくあることですね。
ただ、文献資料の信憑性から存在自体は確認されているようです。
賢者の石の作り方は?
ハリポタの賢者の石については作り方が確認できませんでした。
ここでは歴史上の賢者の石の作り方のみについて見ていきたいと思います。
材料に必須なのは、水銀です。
中世ヨーロッパで錬金術観に影響を与えたジャービル・イブン=ハイヤーンという人物は、
賢者の石の製造に水銀と硫黄の必要性を唱えているようです。
ニュートンも、アメリカ人の錬金術師の賢者の石の製造法を写本にしており、
ノートには賢者の石を作るための水銀の調合方法が書かれているそうです。
始皇帝も水銀を含む薬を飲んだようですし、
水銀は長寿や不死の源と考えられており、必須の条件だったようですね。
水銀を原料にして、硫黄、塩などを加えて調合・反応を繰り返すことで、
賢者の石の成分の比率になり、製造できるようです。
まとめ
・ニコラス・フラメルは魔法使いであり、錬金術師。賢者の石を製造した人物。
・実在のフラメルはパリの出版業者。存在は確認されているが、錬金術への関わりは否定されている
・水銀は必須とされており、調合・反応を繰り返して製造されるとされている。