九条の大罪の九条はなぜ旧姓にしないのか?鞍馬に戻さない理由とは?
闇金ウシジマくんの作者・真鍋先生が描く「九条の大罪」
私自身、相当好きで毎週楽しみにしています。
今日は主人公・九条は旧姓が鞍馬でありながらなぜ旧姓のままでいるのか?
という理由を考察します。
九条の大罪は妻と離婚後、娘の親権は妻が持ち、全財産を渡しています。
膨大な手間と労力がかかる離婚裁判で争うくらいなら妻に財産を渡した方がマシという判断からです。
(介護編で早速弁護士費用2,000万円をゲットされていますが)
そもそも離婚後も旧姓を名乗れるのはなぜ?
離婚後、基本は旧姓に戻る事になりますが、
旧姓に戻さずに婚姻時の苗字を使い続けることもできます。
「婚氏続称(こんしぞくしょう)」といいます。
婚氏続称を希望する場合は離婚届を役所に提出する際に同時に申告すればよいのです。
離婚後3ヶ月以内に申請が必要となります。
制度上はわかりますが旧姓に戻す人が大半でしょう。
九条はなぜ旧姓のままにしているのでしょうか?
旧姓のままなのは実家の確執が原因
鞍馬家は法律関係者が多く、父親が弁護士、兄も検事をやっています。
そして2巻で記載のある通り、九条は実家との関係が悪く父親には関係を切られています(勘当)
また兄との関係も悪い。
双方毛嫌いしている様子で
「鞍馬家と距離を取るために旧姓のままにしているのではないか?」
という推測が成り立ちます。
九条自身が信条としている
「弁護士は依頼人を善悪や貴賎で判断しない」というのもおそらく実家との確執が原因でしょう。
九条の兄は口調からわかる通り
強固な価値観、断定的な口調はまさに物事を善悪で判断し、人間には貴賎があるといわんばかりです。
おそらくは九条が半グレなど反社会的な人物の弁護を取り扱っている理由も実家に原因があるのではないでしょうか。
(ウシジマくんの作者である真鍋先生が半グレ事情に詳しいからというのもありそうですが)
おそらく兄も検事という立場上、九条と対峙する話も遠くない話でありそうです。
(真鍋先生は伏線を張るのが上手い方なので)
毎週楽しみな「九条の大罪」これからもお見逃しなく!