首長族が首輪を外すと首の骨が折れるのは嘘?身長の大きさや仕組みは?
その独特な風貌から強烈な印象が残る首長族。
見ての通り、首に輪をつけて段々と首を伸ばしていると言われています。
今日は首長族に関する情報をまとめてみました。
それではどうぞ!
首長族とは
・ミャンマー連邦の一部
・タイ王国メーホンソーン県内三箇所、北部(チェンマイ県とチェンラーイ県)
の観光化された各民族村に暮らしています。
生活様式一般がカレン系諸部族と酷似していることから、首長族はしばしばカレンニー(赤カレン)一支族に見なされることがあるが、実態は未解明のままです。
首輪について
首輪のはめ方
首長族の女性は 5歳ぐらいから首輪をつけ始め、少しずつ長い首輪に変えていきます。
そのため、年老いた女性ほど首が長くなっています。彼女らが付けている首輪は、1本の真鍮でできたコイル状の輪。
この首輪はかなり重く 5、6Kgもあるそうです。
首輪をつけるのは女性だけで男性は首輪はつけません。
首が長いほど美しいとされています。
昔の中国の纏足のようですねぇ。
(纏足は足の小さな女性にするため足を固定してしまう。)
身長は高いの?
高くありません。
首の分だけ身長が高くなりそうな気もしますが、
首が長いのは首輪の矯正によって極端ななで肩になっているだけです。
参照:http://yayoido-seikotsuin.com
肩の位置が低くなっただけ!
ということです。
首輪を外すと首の骨が折れる?
折れません。
この辺のデマが非常に多いようです。
デマでは
首輪によって首を支える筋肉が弱まっており、首輪を外すと首の骨が折れてしまう
とあります。
なぜこのような情報が広がったのか?
これは首長族に関する日本語の情報が極端に不足していることが原因です。
英語の文献にはその辺の情報がしっかりとあります。
2008年後半に難民キャンプにいた首長族の女性が一斉に首輪を外しました。
中には40年以上つけていた女性もいたそうです。
外した女性の中には数日間不快感を訴えた女性がいました。
これで首の骨が折れたという話はありません。
これで折れてたら横にして筋肉の発達を待ってリハビリさせてるはずです。
軍事政権下にあるミャンマーでは政治の混乱により多数の難民が生まれています。
首長族も例外ではなく、ミャンマーの一部の首長族は難民化しています。
まとめ
1.首長族はタイ、ミャンマーにまたがって生活する民族である。
2.首輪は幼少期から輪を増やしていく、
3.身長が高いわけでなく、肩の位置が低いだけ。
4.首輪を外すと首の骨が折れるのは嘘。日本語の情報が少ないだけ。