ハリーポッターの禁止の呪文は?インぺリオとクルーシオと何?
ハリー・ポッターシリーズでは、使うこと自体がタブーとなっている呪いが3つあります。
それらは「許されざる呪文」と呼ばれており、ヒトに対して1つでも使用すれば、アズカバンで終身刑になるとされています。
今日はその一つ一つを解説しますね。
Contents
インペリオってどんな呪文? クルーシオはどんな呪文?
服従の呪文:インペリオ「服従せよ」
相手を服従させ、思いのままに操る呪文。
これをかけられている間、相手は最高の気分になり普段できないようなことでもやってのけます。
精神力が強ければ抵抗できますが、作中でそれに成功したのはハリーとクラウチ親子だけでした。
ヴォルデモートの全盛期にはこの呪文で大勢の人が操られ、魔法省は呪文がかけられているかどうか判断するのに苦労したようです。
また、ルシウス・マルフォイなど一部の死喰い人は服従の呪文をかけられていたと言い、アズカバン送りを免れています。
磔の呪い:クルーシオ「苦しめ」
「死んだ方がマシだ」と思う程の想像を絶する苦しみを与える呪文。
何度も繰り返しかければ、相手を発狂させて廃人にしてしまうこともあります。
ネビル・ロングボトムの両親はベラトリックス・レストレンジやバーテミウス・クラウチ・ジュニアらにこの呪文で拷問され、廃人になってしまいました。
『苦しめようと本気で思い』、かつ『苦痛を与えることを楽しむ』必要があるため術者の思いが足りないと効果を発揮しないこともあります。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でシリウスを殺したベラトリックス・レストレンジにハリーが使用しましたが、効果はありませんでした。
しかし「ハリー・ポッターと死の秘宝」では、マクゴナガル先生に唾を吐きかけたアミカス・カローに対してハリーが使い、アミカスを失神させる程の激痛を与えました。
死の呪い:アバダ・ケダブラ「息絶えよ」
一撃で相手の命を奪ってしまう呪文。
この呪いを受けて生き残ったのはハリー・ポッター唯ひとりです。
反対呪文が存在しないため、放たれたら避ける以外の選択肢はありません。
〈アバダ・ケダブラ〉の呪いの裏には「強力な魔力」と「確実にその者を殺す」という思いが必要です。
唱えると、杖先から目も眩むような緑色の閃光が走ります。
この呪文を使っていたのはヴォルデモートと死喰い人たち、そしてベラトリックス・レストレンジでした。
しかし最後の決戦ではロンの母モリーが放った死の呪いがベラトリックスを捉えて倒します。
母は強し、ですね!
許されざる呪文は人間やゴブリン、ほかの生物にも使える?
これらの呪文は、人間やゴブリン、ほかの生物にも使われています。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」では、ハリーがグリンゴッツ銀行に侵入する時、服従の呪文をゴブリンに対して使用しました。
実はゴブリンはこの服従の魔法を洗い流す効果の水を開発しており、ハリーたちはグリンゴッツ銀行破りの際に一度服従の呪文をキャンセルされています。
死の呪いは、ヴォルデモートが1943年に彼の父方のリドル一家を殺害した際に使われました。
また、バーテミウス・クラウチ・ジュニアが変装していたアラスター・ムーディー先生の授業では、蜘蛛がこの呪いで殺されています。
まとめ
ハリーポッターの世界の許されざる呪文は、インぺリオ「服従せよ」、クルーシオ「苦しめ」とアバダ・ケダブラ「息絶えよ」でした。
どれも使うのを許されていないはずの呪文ですが、作中では時折使われています。
ほとんどが闇の魔法使いによる使用例ですが、ハリーやモリーも使っているのが意外でしたね。