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工藤新一と母の有希子は初代怪盗キッドに会っていた?名探偵コナン!

2019/03/31
 

名探偵コナンの数あるエピソードの中でもコナンとキッドが対決するお話は毎回「神回」といわれるほど面白いですよね~。

コナンの工藤新一とキッドの黒羽快斗は同じ高校2年生で17歳、身長174センチのイケメンで顔がそっくりという設定です。

両親が有名人なのも似ています。

工藤新一の父親は世界的に有名な推理作家の工藤優作で、母親は元有名女優の工藤有希子です。

黒羽快斗の父親は世界的に有名なマジシャン(実は初代怪盗キッド)の黒羽盗一。母親も怪盗淑女(ファントムレディ)と呼ばれる泥棒でしたが引退しています。

このように世界の超有名人の息子として生まれた工藤新一と黒羽快斗。

実は、彼らが小さいころから親同士に交流があったんです。

工藤家と黒羽家には新一や快斗にも10年前から接点が!詳しく見てみましょう。

工藤有希子は世界的マジシャンから変装術を学んだ

かつて女優として活躍していたころ、女スパイの役が回ってきた有希子は変装術を学ぶため世界的マジシャンのもとに弟子入りしていました。

女優を引退した後は、「私の出会った七人の騎士」というエッセイを執筆中。

七人のうちの1人はかつて弟子入りした奇術師で、彼の事を書くためにとある喫茶店で取材をします。

彼は「妻が有希子のエッセイの大ファン」だと言い、新一と同じくらいの息子を連れていました。

取材には優作も来る予定でしたが来られないことを知り、彼は残念だと言いつつも「ホッとした」と話します。

その時彼は、優作宛に届く予定の自分の友人の手紙について伝え、その返事の送り先について有希子に伝言を頼もうとするのです。

すると有希子から「そのファンレターの返事なら、ここに預かっている」と言われ、彼は驚いて目を見張ります。

「とてもメッセージと呼べるものじゃないけど」という有希子の言葉を聞くと、彼は「エクスクラメーションマーク(!)ひとつですね?」と当ててしまいました。

驚く有希子の前で「さすが私の名づけ親だ…」と意味深な言葉をつぶやきます。

そして彼の友人が書いた(事になっている)手紙も、ある記号だけが書かれていたと有希子に話します。

その記号とは・・・?実はその謎を、コナンが解き明かします!

コナンが突き止めた、ある記号とは?

謎の男からの挑戦

図書室で本を読んでいた少年探偵団のメンバーたち。

本棚から古い牛革の財布が出てきたことから、コナンは10年前の謎の男の件を思い出します。

当時学校で噂のお化けの正体を知るため、新一は蘭と一緒に夜の学校に忍び込みました。

やっぱりお化けはいなかったと帰ろうとした時、不意に謎の男から声をかけられます。

君は小説の冒頭の粗筋を読んだだけで…
全てを見通した気になっているんじゃないのかね?
この世はもっと深くて…謎めいているのだよ…

突然現れた謎の男は本棚の上に腰かけて、手には「アルセーヌ・ルパン 怪盗紳士」を持っていました。

新一に「私は君の弟」と名乗った後、宝のありかが書いてあるという暗号入りの牛革の財布を置いていきます。

暗号を解けば宝は新一のもの、自分の正体も明かすと約束して姿を消しました。

立ち去る前に「私はとても血が好きで、赤いものには目がない」という言葉を残して。新一はこれをヒントに暗号の解読に挑みます。

一つツボなのが謎の男の声が池田秀一さんなこと。

池田さんといえば、現在は名探偵コナンで赤井秀一を演じて大人気の声優さんです。

機動戦士ガンダムでは「赤い彗星のシャア」でした。

だから「私はとても血が好きで、赤いものには目がない」というセリフには思わずニヤッとさせられますね。

男はハンチング帽を目深に被って暗闇の中にいたので、新一は顔を見ていません

このあと二人が顔を合わせることはありませんでした。

体は子供、頭脳も子供の新一が解いた謎は?

謎の男に会った次の日、新一は阿笠博士や優作の力を借りて謎解きを進めていきます。

新一が謎の男から受け取った最初の暗号は「ハイドの怒りを鎮めよ」。

小学校1年生の新一はこれを「ハイドのおこりをちんめよ」って読むんですよ~!可愛い♡

コナンが小林先生や探偵団メンバーに話して聞かせた時はアニメの中でも大爆笑!でしたね。

ちなみにこの暗号はハイド→杯戸、怒りを鎮めよ→碇を沈めよ→港で「杯戸港」の意味でした。

次々と暗号を解読してその場所に行き、赤いものを探すと次の暗号が見つかる、を繰り返して最後にたどりついたのは区役所米花出張所の屋上。

南から西に向いてみると、沈みゆく夕陽に紅く染まった景色が広がります。

新一は謎の男が言っていた「宝」はこの「夕陽が沈む光景」、この暗号を作ったのが自分の父親で、友人の謎の男の助けを借りて自分を外で遊ばせることが目的だと推理します。

そこで優作の友人がまだ近くにいるはずだと考え、謎の男に「昨夜もらった財布に今日の感想入れて、怪盗紳士の本の裏に隠しておくから、取りに来いよー!」と叫んだのでした。

コナンが解き明かした手紙の記号と謎の男の正体

10年前の思い出を語り終えると、灰原から「本の配置が変わってたとしても元の場所くらい覚えているはず」と突っ込まれ、コナンは違和感を感じます。

そしてもう一度全ての暗号を解きなおすと、ある英単語が浮かび上がりました。

OXHIDE(牛革)

暗号の答えは新一が謎の男から受け取った「牛革の財布」でした。

財布に何かあると気づいたコナンは財布の縫い目を解いて、隠されていたメッセージを見つけます。

Dear Yusaku Kudou(親愛なる優作工藤)

No.1412

メッセージは工藤優作に宛てられたもの。

差出人を見て、コナンはかつて有希子に教えてもらったある事を思い出します。

それは優作がまだ駆け出しの小説家だった頃の事。

とある記者が殴り書きをした国際犯罪者番号「1412」を、優作は「KID」と読み間違えてしまい、その「KID(キッド)」が怪盗の愛称として定着したという話を。

工藤優作は思いがけず怪盗キッドの名付け親になってしまったのでした。

優作は新一の親なので、「自分は君の弟」といった謎の男は怪盗キッドだった!というわけです。

ちなみに、盗一が優作に宛てた「?」のメッセージは、「次は私を止められるかな?」という問いかけで、優作の返事「!」「ああ…もちろん!」という意味。

優作はキッドの正体に気づいており、キッドもまたそれを承知で挑戦状を送るというライバル同士(笑)

ですが優作の推理力に感心したり、変装を学ぶ奥さんを弟子入りさせるなど、工藤優作と黒羽盗一は相手の力量の高さを認めあう仲良し?な関係だったんですね。

ちなみにこのやりとりは「世界一短い手紙」で有名なフランスの作家ヴィクトル・ユーゴーのエピソードがもとになっています。

『レ・ミゼラブル』が出版された直後、海外旅行に出かけたユーゴーはその売れ行きが心配で、出版社に一文字?と書いただけの手紙を送ると、その後出版社から!とだけ書かれた返信が届いた。「上々の売れ行きです!」というわけである。事実数日で完売・売切れの状態であったという。これが世界でもっとも短い手紙となっている。

出典:wikipedia

こういう小ネタがカッコよくてつい誰かに話したくなるのが「名探偵コナン」ですよね~。

2代目怪盗キッドは10年前工藤有希子に会っていた

有希子が黒羽盗一の取材をしたとき、盗一は息子を連れていました。

その息子が後に2代目怪盗キッドになる黒羽快斗。快斗は初対面の有希子にマジックで花をプレゼントします。

そこで「おばさん綺麗だから」と言ってしまい「『綺麗』と『おばさん』は並べちゃいけないのよ!」と厳しく注意されてますww

小学校1年生にして、女性を口説こうとするキッド様。素敵ですね~

まとめ

・工藤有希子は以前黒羽盗一のもとで変装を学んだ。

・工藤優作は怪盗キッドの名付け親。

・工藤優作は黒羽盗一の正体が怪盗キッドだと見抜いていた。

・工藤新一は10年前黒羽盗一に会っている。

・黒羽快斗は10年前工藤有希子に会っている。

・今回解説した内容は、アニメ第472~473話  工藤新一少年の冒険(1時間スペシャルとして放送) 原作55巻File6「月下」〜File9「落日」のエピソード

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