トルコの目玉のナザールボンジュウの意味や由来は?使い方も知りたい!
親日国であり、人気観光スポットである
トルコ
そこでお土産を買う際に必ず目にするのが
ナザールボンジュウ
です。
ここで疑問に思うのは
・何でこんな形状をしているのか?
・お土産用に特化していて地元民は使うのか?
といったところです。
今日はそんなナザールボンジュウに焦点を当てていきます。
Contents
ナザールボンジュウの意味や由来は?
意味は?
トルコのお土産屋さんで必ず見かける、ガラスでできた青い目玉を
ナザールボンジュウ
といいます。
ナザール(Nazar) : 妬みや悪意のある視線(邪視)
ボンジュク(Boncuk) : ビーズ
→ナザールボンジュウ(Nazar boncuğu) : 邪視をはねのける目玉のお守り
身に付けている人の代わりに邪視を受け入れてその人を守ってくれます。
由来は?
大昔から、中東やヨーロッパの地中海地方では、
「羨望の眼差しにさらされると悪い事が起きる」
という言い伝えがあります。
日本では実際に悪いことがおきますがw
悪い考えが放たれた目には呪いがあると信じられ、
その呪いから身を守るために使われる始めたのが、
このナザールボンジュウの由来です。
日本ではあまり馴染みのない邪視ですが、
トルコ人は皆、普段からナザール=邪視に敏感で、気を付けられています。
特にこのナザールに気を付けなければいけないのが、赤ちゃんや子ども達です。
赤ちゃんや子ども達に「可愛いー」と言うこともナザールにつながるので、
それを避ける為にわざと「チルキン=ぶさいく、醜い」と言って可愛がることも多いです。
子どもが「ぶさいく」と言われても、それはとっても可愛いと言うことを意味しているので気を悪くしない。
ナザールボンジュウは地元の人は使っているの?観光用?
ナザールボンジュウはお土産屋さんで多く見かけますが、
もちろん地元の人が利用する雑貨屋さんなどでも売っています。
プレゼントしたり、自宅に飾ったり多くの家庭で使用されています。
観光用でも見かけるナザールボンジュウのアクセサリーも、若者を中心に使用する女性達も多いです。
日本人がトルコを観光すると必ずどこでも売っています。
しかし、デザインが特徴的すぎるためあまり日常生活で使えないのが悩みどころですねw
使い方は壁掛け?キーホルダー?
自宅やお店の壁掛け
壁掛け用のナザールボンジュウは、小さいものから大きなものまで、デザインも色々あります。
邪視の入りやすい玄関に飾ることが多いです。
特に新居への引っ越しや新しいお店を開いた場合などは人々の妬みが増すので、開店祝いや引っ越し祝いでプレゼントすることも多いです。
赤ちゃんのお守り
赤ちゃんは邪視を受けることが多いので、魔除けのために小さな安全ピンに付いたナザールボンジュウを赤ちゃんの服に付けておきます。
出産祝いでプレゼントされる小さなゴールドに付いていることもあります。
また、赤ちゃんの服にはナザールボンジュウデザインのものも多いです。
アクセサリーのパーツ
ブレスレットやネックレスなどのパーツに小さなナザールボンジュウが使われているものもあり、若者を中心にお守りの意味も込めてオシャレに身に付けています。
このように、ナザールボンジュウはただのお土産や飾りとしてではなく、人々を邪視から守ってくれる大切なお守りとして、トルコ人には身近に使われています。