スラムダンクインターハイ優勝は博多商大附属?名朋ではなかった?
連載当時絶大な人気を誇り、競技人口を増やすほどの影響力を持ったスラムダンク。
今もなお若い世代の人々に読まれる人気作ですが、一つ気になることがあります。
それはインターハイの優勝校はどこなのかです。
それは作中で描写されることなく完結してしまったので、今でも読者の間で疑問の一つになっています。
そこで今回は優勝校がどこなのかについて掘り下げていきたいと思います^^
作者が対談で名朋でないと明言
これまで優勝校は愛知県代表の名朋工業であるということが説の1つとして囁かれてきました。
名朋工業は日本バスケ界の宝と言われる森重寛(もりしげ ひろし)を擁するチームです。
名朋はシード校であることに加え、
森重は全国大会の初戦で50得点・22リバウンド・10ブロックを成し遂げ、その強さを読者に植え付けました。
このように圧倒的な強さを誇っているため、名朋が優勝したのではないかと言われてきました。
しかしこの説は作者の井上雄彦さんがプロバスケットボール選手の岡田優介さんとの対談で否定しています。
(漫画『スラムダンク』の高校総体優勝校について:5分10秒~)
岡田:ちなみにあれ優勝したとこってどこなんすか?
井上:え それはね あれなんですよ
岡田:それは なしですか
井上:いや あの
岡田:2位が海南じゃないすか
井上:2位が海南で
岡田:僕1位はあそこなのかな 名朋工業なのかなと
井上:いや あのね それはないんですよ
(…略…)
井上:名朋優勝じゃイヤだなっていうのがあって
岡田:はい
井上:まさに才能っていうか そういう選手が優勝はイヤだなっていうのがあって
引用元:https://www.asahi.com/articles/ASK5J5692K5JUTQP022.html
出ていないチームが優勝したの?
優勝候補筆頭である名朋工業の全国制覇は、上述のように作者の井上さんが直々に否定しています。
ではどこが優勝したのかが気になりますね。
こちらについても岡田選手との対談でヒントを述べています。
(漫画『スラムダンク』の高校総体優勝校について)
…略…
井上:いや あのね それ(名朋の優勝)はないんですよ
岡田:あるんすか ちゃんと答えが
井上:一応僕の中にはあって
岡田:へぇ〜
井上:でもその優勝したっていうチームは別に描かれてないんで 出てないチーム
岡田:出てこないチーム
井上:出てこないチームなんで 名朋優勝じゃイヤだなっていうのがあって
どうやら優勝したチームは作中で特に触れられていない存在のようですね。
井上さんは名朋を優勝校にしないのは、
才能の勝利は作品のテーマにそぐわないからなのでしょう。
となると努力型の有力選手がいるチームや、実力校でもその大会では目立たないようなチームに花を持たせたいのかもしれません。
現実でも、優勝候補以外の実力校やダークホース、地味なところが勝つのはあることですもんね。
候補No.1は福岡の代表?
作中の描写から海南が2位、
対談から名朋が優勝してないこと、作中で描写されてないチームが優勝したことが明らかになりました。
ではどこが優勝したのでしょうか。
上述の点を踏まえると、優勝校は福岡代表のであると言われています。
根拠はいくつかあるようです。
1つ目は、スラムダンクの連載時に福岡代表がインターハイで優勝しているので、
この事実をモデルにしたのではないかと考えられています。
2つ目は作中で特に描かれていないという、対談での条件を満たしていることです。
3つ目は、井上さんは九州出身であるため、同じ九州の高校を勝たせたのではないかということです。
博多商大附属は優勝候補として有力である海南、名朋、山王と同じくシード校です。
その3校と同様にシード校ということは相当強い高校であるでしょうし、
井上さんの候補として一番なのは博多商大附属と考えられますね。
まとめ
・優勝候補筆頭である名朋工業の優勝は、作者自身が対談で否定している
・対談で作者が優勝校は作中で描かれていないチームであると述べている
・上述の要素と作者が九州出身であることを考慮して、福岡代表が優勝したと考えられている
最後まで読んでいただいてありがとうございました!