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進撃の巨人でサシャが死亡!エレンが笑っていたのは一体なぜ?


 

クライマックスに向け、ますます盛り上がりを見せる『進撃の巨人』。
一瞬たりとも気が抜けない衝撃的な展開の数々に、
固唾を飲みながら見守る方々も多いのではないでしょうか。

大勢のキャラクターが登場しながら、
それぞれが個性的で魅力的な『進撃の巨人』。

今回は、いつでも場を癒し和ませてくれるムードメーカー、
「芋女」の愛称を持つ、あのキャラクターにスポットを当てます。

狩猟民族出身、いついかなる時でも食べ物への凄まじい執念を欠かすことがないサシャ・ブラウス。

その食べ物への狂おしいまでの執着は、時として教官室から肉をくすねてきたり、パンをバックに盗み入れたり。

何と言っても特筆すべきは、訓練兵団時代、キース教官の恫喝指導中に突然蒸かした芋を食べ始めたことでしょう。

整列している仲間たちが固まる中、幸せそうに芋をひたすら食らうオンナ、サシャ。
教官に怒られると、舌打ちの後、教官にイモのカケラを差し出すという強者です。

ウォール・マリア奪還前夜も、肉料理に飛びつき頬張り、肉の取り合いで殺傷沙汰に発展しかけた後、柱に括り付けられてしまうサシャ。

サシャが肉を前にして食べることができないなんて、何と残酷な世界だと、サシャの胃袋の心配をしたのは私だけではない筈。
常にエレンたち同期だけでなく読者までをも癒し、和ませてくれた

『進撃』最強の愛されキャラ、サシャ・ブラウス。

食い意地ばかりに目が行きがちですが、抜群の身体能力と野生の勘が
幾度となく仲間を救いました。

この子は何としても生き抜いてくれる気がして、どこかで安心していたのですが、
そんな甘い希望はマーレ編で見事に打ち砕かれてしまいました。

ガビにサシャが殺される

エレンは調査兵団の許可を得ないまま、単独行動を起こしマーレに潜入、広場にて突如巨人化することで、その場にいた多くのマーレ人を殺してしまいます。

もちろん、エレンがジークを連れてパラディ島まで帰還するためには、調査兵団の援護が何としても必要でした。

そこで、エレンからの手紙で状況を知ったミカサ・アルミン・ジャン・コニー・サシャたちは、エレン救出のためマーレに乗り込みます。

勿論民間人を傷つけたくない調査兵団たち。しかし結果的に多くのマーレ人を殺してしまうこととなります。

そしてその犠牲者の中には、マーレ訓練兵・ガビの大切な仲間たちが。
エレンにとっては、過去やられたことをやり返す、当たり前の権利だったのでしょう。

ですがガビ側にとっては昔攻め込まれたエレンと同じ立場になってしまうのですね。

ガビは大切な仲間と日常を、巨人化したエレンとパラディ島の悪魔らに突然壊されたのですから。ガビは特殊な訓練を受けている戦士で猪突猛進型、怒りに任せて何としても一糸報いてやろうと、飛行船に乗り込んできます。

まさかこんな少女が乗り込んでくることなど想定していない調査兵団は、すっかり勝利モードに。油断していた彼らの目前に突如現れたガビが、闇雲に発射した銃弾の先にいたのがサシャでした。

エレンが笑っていた
→ハンネスさんが殺された時も笑っていた。

飛行船の中で、サシャの死の一報を聞いたエレン。

エレンは、サシャが最期に残した言葉が「肉…」であることをコニーから聞いた後、笑い始めます。エレンが笑った真意がわからず、その場にいた皆がエレンの反応に固まります。なぜ、エレンは笑ったのでしょうか。

エレンにとっては、ジークの時間が限られていること、そしてパラディ島侵攻まで時間がないこと、これらを鑑みて、どうしてもジークと接触する必要があり、そしてマーレの中枢と軍港を破壊しなければならないという計画がありました。
勿論これらの行動は仲間達を一寸危険に晒すことになります。

しかしエレンは、計画を決行しました。

死線を幾度となく、くぐり抜けてきた調査兵団です。退却だけなら恐らく大丈夫だろうと、仲間たちの技量を信じていたのだと思います。

実際ガビがあの場にいなければ、皆無事に退却できたのですから。

ただ不幸なことに、あの場に居合わせたのが訓練を受けた女版「死に急ぎ野郎」みたいな気質のガビだったことが、お互いの不幸だと言わざるを得ません。

エレンにとっては、今回の潜入とマーレ本部の破壊が、先の対局を見据えてどうしても成さねばならない計画の一つであり、パラディ島を守るという大いなる目標のための一歩でした。

しかしサシャが亡くなったことで、兵団の仲間をマーレまで引っ張り出し、危険に晒してしまったという事実が、重くエレンにのし掛ることになります。

エレンは己の無力感を強く感じた時、自分を見限る様に笑い出すことが以前もありました。

母カルラを食べた巨人に再開した際、エレンは巨人化できず、母の仇を取るどころか一人戦うハンネスさんを助けることすらできませんでした。

何もできなかった自分への無力さに絶望したエレンは笑い、そして、
「何にも変わってねぇな!! お前は!!
なんッッにも!! できねぇじゃねぇかよ!!
母さん…オレは何も…なんっにもできないままだったよ!!」
どこまでも自分を責めました。

ただ、自分の無力さを責めたエレン。
エレンはきっと笑わなければ、心を保っていられなかったのだろうと思います。

まとめ

エレン側からするとマーレへの報復は当たり前。

しかし仲間を殺されたガビにとっても、エレンたちへの報復は当たり前。
結果的に、これらの感情から一番遠い所にいたサシャが、憎しみと報復の連鎖の犠牲になってしまいました。

エレンが笑った直後に、ジャンが
「…エレン  お前が調査兵団を巻き込んだからサシャが死んだんだぞ?」
エレンを責める一言を言い放ちます。

エレンはこの時、下を向いていたので調査兵団の皆はエレンの表情を見れていないし、エレンも見せていないですね。

ですが、エレンが一瞬見せた後悔や怒り、様々な感情が混ざり合った表情から、エレンのサシャへの思いが伝わってくる気がします。
エレンは大切な仲間を巻き込んでしまったことへの己の無力さを、誰よりも悔いたのだと思います。

サシャの死が、この後ミカサやアルミン、仲間達を遠ざけることをエレンに決意させる要因の一つになったのでは、そんな気がします。

(サシャの見所は多々ありますが、
個人的に譲れない名シーンは、礼拝堂地下。
祝!硬質化初成功のエレンを
「このおばんげねぇ奴はしゃんとしないや…
ホントメソメソしてからこんハナ垂れが」と愛たっぷり罵るシーンww
気持ち悪い走り方とか言っちゃうあたりw
サシャ、最高に大好きでした!サシャ、お疲れ!!)

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