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ラピュタの天の火とは?ラーマーヤナのインドラの矢とはどんな話?



 

スタジオジブリの第一作目となる『天空の城ラピュタ』は1986年に公開され、現在も人気が続いています。作中人物のムスカは、「人がごみのようだ」というセリフで有名ですね!

ですが作中での、「旧約聖書にもあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ。ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね」というセリフも見逃せません。

今回は、このセリフの意味を詳しくお伝えします!

天の火

ムスカが、軍にラピュタの威力を見せつけるために放った天の火。

その威力は、まるで原爆の水上核実験のようでした。

空中に浮かんでいるラピュタの最下層から、真下に向かって、すぐに海面まで届く速さで放たれます。
ムスカによると、ラピュタの雷はインドラの雷(矢)と同一であり、威力は大きいことを象徴しています。


ラーマーヤナとは?

「ラーマーヤナ」とは、古代インドのサンスクリット叙事詩の作品名で、
「マハーバーラタ」と並ぶ作品として知られています。

二つとも、大学受験のため世界史にも登場するほど、有名な作品です。

コーサラ国の英雄である、ラーマ王子も登場しており、それはタイトルにも表れています。

作中でラーマ王子は、囚われの身となった妻のシータを助けます。

「ラーマーヤナ」では、ヴィマナと呼ばれる空を飛ぶ宮殿、または戦車が登場します。

妻の名前はシータであり、
空を飛ぶ宮殿、戦車が登場することから「天空の城ラピュタ」の制作時に、参考にしたのではないでしょうか?

インドラの矢とは?

インドラの矢とは、「マハーバーラタ」に登場する、インドラの雷のことを指しています。

ラーマーヤナに登場するわけでもなく、本来は矢ではなく雷です。

その威力は核爆弾のようで、明るい光と熱により、すべてが破壊されてしまいます。

そのため、古代核戦争があったのではないかという疑惑も存在します。

同じように、同一のものとして紹介されている
「ソドムとゴモラ」とは、旧約聖書の『創世記』に登場する町の名前です。

町の住民は、堕落した生活を送っていました。
そのため、非道徳的な考えがはびこり、風紀が乱れていました。

その罪悪の処罰として、神は硫黄と火によって街を滅ぼしました。

これが、ムスカの言う「天の火」です。

そのため、「ソドムとゴモラ」は「悪徳の街」と呼ばれ、滅亡の象徴となっています。

まとめ

これまで、ムスカが天の火を放つ際に言っていたセリフを読み解きました。

天の火の威力は原爆並みで、非常に危険です。

ラーマーヤナは、有名な古代インドの叙事詩で、天空の城ラピュタ」制作の際に参考にしたと考えられます。

インドラの矢は、マハーバーラタに登場するインドラの雷のことを指し、
ソドムとゴモラは旧約聖書に登場する、悪名高き町の名前でした。

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