かぐや姫の物語のおばあさんから急に母乳が出たのはなぜ?若返る理由についても
かぐや姫の物語では奇妙な現象が起こります。
そもそも、かぐや姫が竹の中から誕生する事が奇妙なんですけどね。
奇妙な現象の中でも、乳が出ない為、母乳をもらいに行こうとしたおばあさんから急に乳がでるという現象が奇妙だと話題になっています。
今回は、かぐや姫が地球に来た理由とおばさんから急に乳が出た理由について深掘りしていきます。
おばあさんから急に乳が出た理由は?
かぐや姫が地球で誕生した場所は竹の中でした。
その近くで生活をしていた翁に拾われ、翁とおばあさん(妻)と一緒に生活する事になります。
かぐや姫が成長するにつれて母乳が必要になり、当然、おばあさんは母乳が出ないので近所の子供がいる人に母乳をもらいに行こうとするのですが、突然、おばあさんの乳から母乳がでるようになるとの事でした。
媼✩かぐや姫の物語
かぐや姫の育ての母。姫が赤子の姿になったあと突然母乳が出るようになり、姫に授乳している。都に移り住んでからも、「落ち着く」という理由で機織りや野菜作り、炊事といった下働きにいそしむ。 pic.twitter.com/5yK8KXAgqX— ジブリ*.+゚ (@0105ziburi) 2015年7月4日
なぜ、おばあさんの乳から母乳が出たのか気になった方も多いと思います。
僕もこの理由について考察をしてみました。
まず、全て月の住人である天人が仕組んだのだと考えます。
月の力でおばあさんに母乳が出るような体にさせ、親子として接するようにさせた。
これでかぐや姫が成長していくにつれて美しくなっていくと同時に翁が権力と名誉がある所に娘を嫁がせる事がかぐや姫の幸せだと考えるようにした。
結局は欲にまみれた貴族や帝の行動に耐えられず、かぐや姫に苦しいと思わせ、月にまた戻りたいと願うようにコントロールしたのでないかと考えます。
若返った理由は?
天人の力で乳が出るようになったと考えましたが、なぜ若返るようになったのかという理由についても調べてみました。
一番有力だと考えられるのは、時代背景にあると思います。
不老不死が当時の人々の夢だった。
「古今集」にも不老不死が信じられていたとされる歌が残っている。
「さすがに命は惜しいもので、越(こし)の国(北陸)の白山(しらやま)にあると伝え聞く不老不死の薬を手に入れて、何度も若返って帝の御代(みよ)を幾代(いくよ)にもわたって見たいものだ」。
壬生忠岑という平安時代の三十六歌仙に選ばれた歌人が残しています。
このように、竹取物語が書かれたと考えられるのも平安時代なので、関係があると考えられます。
不老不死が、この時代の流行りだったのかもしれませんね。
まとめ
■若返ったのは、不老不死が平安時代に強く信じられていたからだと考察する。
■おばあさんから急に乳が出た理由は天人が月の力によって、乳が出る体にしたと考察する。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!