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白い巨塔のポーランドのロケ地は?どんな意味が隠されているの?

2018/12/21
 

2019年に岡田准一主演で「白い巨塔」が地上波で登場することになりました。

1966年の田宮二郎氏主演から直近の2003年の唐沢寿明主演のものまで何度となく好評を博してきました。

そして今回岡田准一さんが主演ということで今からワクワクが止まりません。

医局、つまり大学の医学部内で行われる権力争いを描いたものですが、
興味深いことにポーランドで行われているシーンがあります。

撮影には出演者をはじめとする関係者のスケジュール管理、
海外で撮影されるため機材の搬入など多大な労力がかかるもの。

それでもポーランドで撮影されたということで大きな意味を持つのではないかと。
今日はそんなポーランドでの撮影理由について焦点を当てます。

ポーランドのロケ地

場所は?

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所です。

地図の通り、ポーランド南部、チェコとスロバキアにほど近いところにあります。

人類の負の遺産

ご存知の方も多いですが、第二次世界大戦中にユダヤ人を絶滅させるために作られた収容所です。

主にドイツから、そしてヨーロッパ各地から多くのユダヤ人がこの収容所に送られてきました。

過酷な環境下での強制労働、人体実験、ガス室による処刑があり、
この収容所だけで死者は150万人〜400万人に及ぶとされています。

数々の悲劇があった第二次世界大戦の中で最も悲しい過去を持つ施設となっています。

どんな意味が込められているのか?

鉄道の行き先

2003年のドラマの唐沢寿明氏の立ち位置。
これは有名なアウシュビッツへ通ずる鉄道です。

鉄道施設まで作って組織的、効率的に多くのユダア人をヨーロッパから送り込んできたのですねぇ、、、、。

そして意味ですが、鉄道の行く末が示しています。

鉄道の一方が収容所へ
鉄道の一方はガス室へ

どちらへ行っても死が待っています。

主人公・財前五郎の最後

財前五郎は最期ガンによって亡くなっています。

思うに
財前五郎の死を暗示していることを示しているのではないでしょうか。

またユダヤ人は財産を没収され劣悪な環境下で強制労働に従事させられ命を落としています。
尊厳などなかったとされています。

つまり財前五郎が尊厳を失って亡くなるということを示していたと考えられます。

この辺から作者は財前五郎が医者としての尊厳を失って死ぬことを暗示していたと。
・癌治療の最前線に立ちながら癌で死ぬ財前
・裁判に負けて医者としての尊厳を失う

おそらくはアウシュビッツでこうしたことを暗示したかったのでしょう。

まとめ

1.アウシュビッツはポーランド南部にあるユダヤ人を絶滅させるために作られた収容所。
2.収容所は過酷な環境下で数百万人のユダヤ人が命を落とした。
3.白い巨塔では鉄道の分かれ道に立っており、収容所、ガス室どちらへ行っても死ぬ未来が待っていることを暗示している。
4.ユダヤ人はアウシュビッツの中では尊厳はなかった。医者の財前が癌で死ぬ、そして裁判に負けて尊厳を失うことを示している。

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