海賊とよばれた男はつまらない?大コケや爆死と言われる理由は?
2016年12月に放映されて話題となった
「海賊とよばれた男」。
大ヒットとなった「永遠の0」と同じ著者・百田尚樹氏、監督・山崎貴氏の布陣で挑んだこの作品。
素晴らしい映画ですが、「つまらない」という話もチラホラ聞きます。
岡田氏を起用すれば稼げるみたいな雑な配役だけは本当にやめていただきたい。本人もきちんと選んでオファーを受けてるんだろうけど海賊とよばれた男は完全に失敗だった。監督の名前を聞いた時「あ、調子に乗ったな」ってすぐ思った。監督も主役も同じなのに内容の時期も同じじゃつまらないよ☹️
— えちる (@tsukki_dora10) 2017年3月3日
海賊とよばれた男つまらないんだけどどうしましょう
— 眉林 (@mayurin_1998) 2014年11月15日
一体なぜつまらないと呼ばれるのでしょうか。
調べてみました。
Contents
つまらないと思われた理由は?
「永遠の0」の実績が凄すぎた
2013年12月21日から放映された
「永遠の0」
の実績が凄すぎました。
日本映画で歴代13位の
興行収入87.6億円
という快挙。
2014年単年でも興行収入は2位という快挙でした。
2014年の1位は「アナと雪の女王」ということを考えると堂々の数字です。
そんな凄まじい数字の
「永遠の0」を掲げて「海賊とよばれた男」
の制作が行われます。
しかも
永遠の0・・発行部数530万部(2014年7月時点)
海賊とよばれた男は・・・発行部数420万部(2016年12月時点)
ということでヒットの予感が高まります。
実際の数値はどうだったのでしょうか。
低調な興行成績の「海賊と呼ばれた男」
2017年の興行収入で
23位23.7億円
に留まりました。
数値的な話でいくと
興行収入は「永遠の0」の
27%にすぎません。
年間1,000本以上の映画が放映されることを考えると23位でも凄い数字です。
しかし!
前作で記録に名を残した永遠の0に比べるとインパクトがどうしても弱くなってしまいます。
コケた理由
「永遠の0」が嬉しすぎて期待値が高くなりすぎた
一番の理由はこれでしょう。
「永遠の0」の出版で一躍、時の人となった作者・百田尚樹氏。
本も映画も大ヒットということで、次作を手に取る人は非常に多いはずです。
しかし、蓋を開けて読んで見たら「永遠の0」ほど面白くなかった可能性があります。
実際、発行部数のカウント時点が異なるとはいえ、
発行部数で「海賊とよばれた男」は「永遠の0」の30%以下にはならないからです。
「永遠の0」と同じクオリティを求めたが、「海賊とよばれた男」では期待を裏切られた可能性があります。
原作・脚本・主演も前回と一緒。
更に今回綾瀬はるかさんなど大物を投入しているので、題材自体に問題があったのかもしれません。
「殉愛」による騒動
2014年に発売された百田尚樹氏の著作「殉愛」
故・やしきたかじん氏の晩年を描いた作品が物議を醸しました。
詳細は割愛しますが、
・やしきたかじん氏に尽くしたとされる未亡人が不倫・重婚状態と違法状態であった可能性があること
・やしきたかじん氏の長女に関する描写で長女から裁判を起こされていること
この2点が大きな話題となりました。
2013年12月に放映された「永遠の0」
2014年に発売された「殉愛」
2016年12月に放映された「海賊とよばれた男」
という時系列を考えると「海賊とよばれた男」は大いに水を刺された可能性があります。
百田氏の発言
政治的な発言で奔放な発言を繰り返す百田尚樹氏。
発言の是非はともかく政治的な話はタブーな論調が強い日本では大いに好き嫌いが別れる人でしょう。
この辺も影響した可能性があります。
まとめ
・永遠の0の興行収入が歴代日本映画で13位の映画と実績が凄すぎた。
・海賊とよばれた男も2017年では23位に入るが永遠の0の30%にも満たない。
・「海賊とよばれた男」が「永遠の0」の七光りだった可能性。
・実績が良くなかった点として百田尚樹氏の著作、発言の可能性もある。