イルゼの手帳のユミルの民と言いひれ伏した巨人の正体は?伏線を考察!
ども!
様々な伏線を張り巡らされ思わぬ形で全部回収する進撃の巨人。
中でも「イルゼの手紙」での伏線の回収っぷりにはカツラごと脱帽する勢いでした。
これはネットで検索でもヒットするくらい皆その伏線が気になっています。
今日はそんな伏線と物語の背景を明かしていきましょう。
ここで押さえておきたい単語を少し
・無垢の巨人
元々は人間だった液を脊髄に注入することで巨人化する。
ただ自我はなく死ぬまで永遠に彷徨うことになる。
・楽園送り
エレン達がいるパラディ島へ送ること。
ただ送るだけでなく無垢の巨人として送られる。
送られる側は死刑より恐ろしかったと思われる。
「イルゼの手帳」とは?
「進撃の巨人」特別編:イルゼの手帳より
舞台はエレンとリヴァイが出会う1年前のこと。
調査兵団に属していたイルゼは壁の外にいました。
団員のほとんどは巨人に喰われて残されたのはイルゼのみ。
生存は絶望的でした。
そこに1人の「無垢の巨人」が現れたのでした。
「進撃の巨人」特別編:イルゼの手帳より
現れた巨人はイルゼをすぐ喰うことなく
「ユミル様」
「ユミルの民」
「よくぞ」
というセリフを言い、イルゼにひれ伏します。
パニック状態のイルゼは巨人にブチ切れて逃走しますが、
結局、巨人の手にかかり死んでしまいます。
南無阿弥陀仏・・・・・。
そんな「イルゼの手帳」ですが、数々の伏線が張り巡らされおります。
伏線の数々
そもそも「無垢の巨人」なのに話せたのはなぜ?
まず最初から。
なぜ話せたのか?
無垢の巨人は基本話せません。
しかし、例外があります。
それは生前の強い記憶があった場合。
これはこの巨人だけでなくてコニーの母親も巨人になってから二言三言話すことができました。
(会話というレベルではないが)
進撃の巨人:第38話
この巨人と「ユミル」には相当強い結びつきがあったのでしょう。
この巨人の正体は?
コミックス22巻に答えが出てきます。
これはユミルに仕えていた男ですねぇ。
おそらくは物乞いの少女だったユミルをエルディア人のトップにして権力を握りたかったのでしょう。
結局はユミルもその男も無垢の巨人として楽園送りになっています。
そこでユミルはマルセロを喰い、人間に戻ります。
なぜ巨人はイルゼを「ユミル様」だと思ったのか
実はイルゼ・ラングナー。
イルゼはドイツ人女性の名前でもあります。
つまり女性の調査兵団だったわけです。
そして重要なのはその顔。
「そばかす」があります。
そうこのことは巨人がイルゼと「ユミル」を誤認したことを示しています。
後で帳尻を合わせることなく、世界観を作っていた作者に脱帽です。
素晴らしい。
伏線を張ったコミックス5巻が2012年、
伏線を回収したコミックス22巻が2017年ですから。
まとめ
1.「無垢の巨人」が話せたのは生前の強い記憶があったため。
2.この巨人はイルゼをユミルと勘違いして「ユミル様」と言った。勘違いの理由はイルゼにそばかすがあったから。
3.この巨人は元々ユミルをエルディア人のトップしようした男(家来みたいな)である。