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ハリーとトムリドルが蛇語を話せる理由は?スリザリンの子孫だから?

2018/12/14
 

ハリー・ポッターとトム・リドル(ヴォルデモート)には「蛇語を話す」という共通点があります。

ハリーが最初に蛇語を話したのはダーズリー一家と出かけた動物園で、蛇がブラジルに帰りたがっていることを知った時でした。

ダドリーに不意にパンチを喰らったことで無意識に魔法を使い、檻のガラスを取り去ってしまったんです。

大きなニシキヘビが「ありがとよ」とお礼を言って去っていくのを見て、みなパニック状態でしたね。

今日は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で再び蛇語を操ることになったハリーについて詳しく見ていきます。

ハリーがマルフォイとの決闘で蛇語を話す

ハリーはギルデロイ・ロックハートが主宰する「決闘クラブ」の場で、スネイプの差配によりドラコ・マルフォイと決闘することになりました。

マルフォイが長い黒ヘビを出し、それをロックハートが怒らせてしまったため、蛇はある生徒めがけて滑り寄り牙をむきました。

ハリーは無意識に蛇のほうに進み出て「手を出すな。去れ」と叫びます。

気づいていなかったのはハリーだけでしたが、その時ハリーは蛇語で話していたのです。

ハリーが蛇語を話せるのはヴォルデモートの影響

ハリーが最初にヴォルデモートから死の呪いを浴びた際、母リリーの保護呪文によりヴォルデモートの死の呪文はヴォルデモート自身に撥ね返りました。

「ハリー・ポッターと死の秘宝」で明らかになることですが、その時ヴォルデモートの魂の一部がハリーに取り込まれたのです。

それにより蛇語を操るという特徴がハリーにも表れ、ヴォルデモートの魂の一部が死ぬまでパーセルマウス(蛇語を使う人)でした。

トム・リドルが蛇語を話せるのはスリザリンの子孫だから

パーセルマウスとは蛇語を話す人のことで、その性質は遺伝します。大変珍しい存在です。

知られているパーセルマウスのほとんどはハリー・ポッターを除いてサラザール・スリザリンの子孫です。

例えば、のちにヴォルデモートと名乗るトム・マールヴォロ・リドルもその一人で、彼の母親であるメローピー・ゴーントが生まれたゴーント家は会話にほぼパーセルタングしか使わないほどに蛇語に通じた家系でした。

ゴーント家はサラザール・スリザリンの直系にあたる家系です。

そういった事情が広く知られているため、パーセルマウス=スリザリンの継承者で闇の魔法使い、と思われてしまいがち。

ですが、例えばダンブルドアはかつてパーセルマウスから蛇語を習ったため話すことができます。

また、ホグワーツの戦いではロンがハリーのパーセルタングを真似して秘密の部屋を開けることに挑戦し、数回目で部屋を開けることができました。

生まれつき話せる血筋の人もいますが、習えば習得できるものなのですね。

まとめ

ハリーとトム・リドルが蛇語を話せる理由は、トム・リドルがサラザール・スリザリンの直系の子孫だからです。

スリザリンはパーセルマウス(蛇語を話す人)で、パーセルタング(蛇語)を自在に操る人物で、その素質は遺伝により受け継がれてきたのです。

ハリーの中にトム・リドル(ヴォルデモート)の魂の一部が存在していたため、ヴォルデモートの魂がハリーの中から失われるまでは、ハリーはパーセルマウスでした。

第一巻を書いた時点から、このパーセルマウスのようにシリーズ全体を通じた伏線を張り巡らせたJ.K.ローリングの手腕には脱帽ですね。

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