賢者の石スネイプの足の怪我の理由は?クィディッチでクィレルからハリーを守った?
「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーはホグワーツ魔法魔術学校に入学し、スネイプに出会います。
スネイプは物語の終盤で足に怪我をしますが、その理由は何だったのでしょうか?
クディッチの試合ではハリーを見つめて何やらつぶやいている様子が目撃されたスネイプですが、彼はクィレルからハリーを守ったのでしょうか?
足の怪我の理由
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11月に入って、ハリーはスネイプが足を引きずって歩いていることに気が付きました。
スネイプがなぜ足を怪我しているのか?を考えてみると、「賢者の石を盗もうとして三頭犬に咬まれたに違いない」とハリーたちはスネイプへの疑いを強くしたんですね。
その理由はハロウィーンの夜のスネイプの行動にありました。
皆がパーティーを楽しんでいた大広間に「闇の魔術に対する防衛術」の教授クィレルが駆け込んできた時のことです。
彼はダンブルドアに”トロールが地下室に現れた”ことを告げて気を失ってしまいました。
生徒たちが寮に戻り、先生方がトロール退治のため地下室に向かう混乱の中、ハリーたちはスネイプが一人4階に向かう姿を目撃していたのです。
足を引きずっているのは「賢者の石を盗もうとして三頭犬に咬まれたからに違いない」と思ったんですね。
トロール出現後に怪我
スネイプが三頭犬に咬まれたことは、ハリーたちの推測通りでした。
11月のある日、ハリーは職員室で片方の脚がズタズタになって血だらけのスネイプを目撃します。
その時スネイプは三頭犬に咬まれたことを匂わす発言をしていました。
ハリーとロンが女子トイレからハーマイオニーを救出するためトロールと戦っている間に、スネイプは三頭犬に噛まれていたのですね。
クィレルから賢者の石を守るため
スネイプの役割
「ハリー・ポッターと死の秘宝」で明らかになるのですが、スネイプはダンブルドアとの約束によりハリーを危険から守っていました。
また、ハグリッドがハリーたちに伝えたように、賢者の石を守る仕掛けを施しました。
ハリーが賢者の石の守りを全て突破してたどり着いた先にいたのは、スネイプではなくクィレルでした。
そこでクィレル自身が語ったのですが、賢者の石を手に入れようとしたのも、ハリーを殺そうとしたのもクィレルでした。
クディッチの試合でスネイプがハリーを見つめ何やらつぶやいていたのは、クィレルがかけた闇の魔術に対抗する呪文を唱えていたからです。
黒幕はクィレル
また、トロールはクィレルが校内に引き入れたもので、自分は賢者の石を守るものを確かめようとしたがスネイプが立ちはだかった、とも明かしました。
その際に「三頭犬はスネイプの足をかみ切りそこねた。」とも言っています。
スネイプは最初からクィレルを疑っていたのですが、これも後に判明する通りダンブルドアの命令によるものでした。
クィレルがハリーを殺そうとしたのは、自分の後頭部に憑依しているヴォルデモートの命令で賢者の石を手に入れようとしている、その事実を知られてはならなかったからです。
まとめ
「ハリー・ポッターと賢者の石」でスネイプの足の怪我の理由は、賢者の石を狙っていたクィレルの前に立ちはだかって三頭犬に噛まれたから。
クィディッチでクィレルからハリーを守ったのは、ダンブルドアとの約束で、ハリーを常に危険から守ることになっていたからです。
ハリーがホグワーツ魔法魔術学校に入学して初めてスネイプを見た時の原作の描写がこちらです。
鉤鼻の先生がクィレル先生のターバン越しにハリーと目を合わせたとたん、ハリーの額の傷に痛みが走った。
この時ハリーはスネイプの目つきに気を取られていましたが、実はクィレルのターバンの下にはヴォルデモートの顔があったんです。
額の傷の痛みは、実はヴォルデモートと目線が合ったからなのですが、これは本を読み返して初めてわかること。
ハリー・ポッターの伏線は緻密に練られていて、何度でも私たちを楽しませてくれますね。