産後の育児で疲れた体にぎっくり腰!まず最初にするべきことは?
出産は体力的な面で見た場合、女性にとって強いダメージを受ける経験になります。
そこで注意したいのが「ぎっくり腰」。
分娩の際も、その後の赤ちゃんの授乳や抱っこの時にも腰を酷使しているからなんです。
あの独特の痛みが走ったら、どう対処すればいいのでしょう?
最新の治療や腰の負担を軽くする方法もご紹介しますので参考にしてくださいね。
Contents
ぎっくり腰になったらまず最初にどうすればいい?
■ぎっくり腰の症状は次の3つのパターンがあります。
(1)家事をするときなど、特定の動作のときに痛みが走るパターン
(2)起き上がるとか立ち上がる場合にでも、何かつかまるものが必要なパターン
(3)トイレに行くのもつらい重症パターン
(1)ならば、整体マッサージや施術を早めにしましょう。
(2)や(3)の場合は、通院するのも厳しいでしょうから、まずは2日から3日、安静にしてみましょう。
痛みが強くなってくるようならば、整形外科受診をお勧めします。
受診するとどんな治療が待っているのでしょうか?
目から鱗の新常識!もご紹介しますね。
最近の治療はこういう方針で行われる
ポイントを5つご紹介します。
ポイント1:なんと「安静にしない」が共通認識!
安静は必要ですが、3日以上の安静は良くありません。
痛みが我慢できる範囲で動くほうが治りが早いという研究結果があります。
ポイント2:コルセットはしない!
コルセットは腰の骨を固定してしまい、かえって痛みを過敏に感じやすくしてしまいます。
最近は、無理のない範囲で早めに体を動かしたりストレッチすることが薦められています。
ポイント3:ぎっくり腰の原因は解明されていない!
MRIやX線の検査をしても、病気など原因が特定されるのは15パーセントほど。
実はそれ以外の85%には、はっきりした原因はないのです。
痛みは辛いですが、医学的な症状としては軽いのでそれほど心配はありません。
対症療法として神経ブロック注射で痛みを和らげてもらえる場合もあります。
ポイント4:全身の疲れをとってストレスをためない生活を!
疲れやストレスに脳が過剰に反応していて痛みを感じることもあります。
ポイント5:自分でコントロールできる!
日ごろから、腰痛を防ぐような体操やストレス対策(アロマ・音楽・おしゃべり)などを取り入れましょう。
「あ、これはぎっくりしそうだ」と感じたら(経験者は、わかるものです)すぐにケアして重症化を防ぐことができます。
次に、腰への負担を軽減する方法をピックアップしておきますので参考にしてください。
産後の育児で疲れた腰の負担を軽くするには
授乳の仕方の工夫
添い乳やフットボール抱きのスタイルで授乳すると体が楽です。
クッションや背もたれを利用することもお勧めです。
サポーターを使う
サポーターをつけて骨盤を正しい位置にすることで、内臓も機能して、栄養素の吸収も活発になります。
妊娠して産後から半年を目安に骨盤をケアすれば「ぎっくり腰」だけでなく「産後太り」の予防にもなりますよ。
抱っこの方法
抱っこをしているときに、同時に何かをしようとすると腰への負担が大きくなります。
例えば抱っこしながら片手を伸ばして何かを拾う、などは再発の危険大!ですね。
掃除や家事をしながらの抱っこはNGです!
ストレッチ
血液の流れがスムーズになり、筋肉の疲労を取りのぞかれて、リラックス効果が期待できます。
睡眠不足のストレス解消にもバッチリですね。
まとめ
・ぎっくり腰の症状は、重篤ではないので、まずは安静に!
・安静にしすぎないことが大切で、出来る範囲で動きましょう!
・腰痛を防ぐ体操やストレスを起こさない工夫が大切!
・腰への負担を防ぐ日常生活の習慣を身につけること