耳をすませばの意外な声優!担任先生役で岸辺シローと解説役に江川卓?
スタジオジブリといえば、声優をあまり起用しない事で有名です。
この理由として
「自然な演技が出来ない」とか
「声優の価値を分かっていない」
等様々な理由が実しやかに囁かれていますが、
ジブリ映画が声優デビューとなる人も多くそれが切欠で話題になる事も多いです。
そんなジブリ映画の声優ですが、「耳をすませば」でも例外なく声優ではない人が声優を務めています。
例えば
立花隆氏が雫のお父さん役、
山下容莉枝さんが雫の姉役、
ハウルの動く城では木村拓哉ことキムタクがハウルの声を担当した事で
「やっぱりキムタクだ」
という意見が出たりもしました。
ところで、そういった人達の陰で人知れず耳をすませばで、
岸部シローや江川卓が声優に挑戦していた事はあまり知られていません。
今回は耳をすませばの劇中で、岸部シローと江川卓の両名について解説します。
Contents
担任先生役が岸部シロー
耳をすませばに江川卓と岸部シローが声優で出てたの気付いたのが一番の収穫です。
— ぐっさん (@thegreeenman) 2017年1月27日
岸部シローは元実業家で俳優、更にはアーティストとして活動しているいわゆるタレントです。
声優は耳をすませば以外にもあしたのジョーや明日のジョー2、くるみ割り人形の計4作品への出演が確認されています。
とはいえ、知っている人は知っていますが、様々な事業の失敗や借金の連帯保証人になったことで借金が20億を超えて自己破産する等、波乱万丈の人生を歩んでいます。
・・・もっとも本人の浪費癖が原因の最たるものでもあったとの事で自己責任を問う声もあがっています。
そんな岸部シローが耳をすませばで担当したのは雫の担任の声であり、作中では恐らく名前は出てきていません。
保険の先生が高坂という苗字である事以外は大体「〇〇の先生」という感じで表記されています。
雫とも作中では話に直接大きく関わる事は無いあたり、ポジションが明確でも地味な岸部シローらしいと言えばそうかもしれません。
野球解説役に江川卓
江川卓は元巨人の選手であり松坂大輔選手が怪物と言われていた事に対し、江川卓は「元祖怪物」と言われるほどの名選手でした。
怪物という評価が下ったのがいつからかは明確ではありませんが、
高校時代から160キロ出ていたという発言や、高校生では打てない、
ノーヒットノーランは当然の様に、完全試合も達成する等、時代は違っても文字通り怪物としての成績を残しています。
今でこそ良く分からないひな壇芸人みたいなノリを見せる江川卓ですが、現役当時は文字通り「怪物」として圧倒的な評価を得ていたわけです。
そんな江川卓が耳をすませばで担当したのは、テレビで放送している野球の実況中継の解説役です。
なんとも江川卓らしい役どころではありますが、野球の解説という役どころであるため、岸部シロー以上に雫との関りの無い役どころとなっています。
岸部シロー氏との違いを更に挙げるなら、岸部シロー氏はそもそもタレントという立場である事から他作品への出演がある一方で、江川卓氏は元々プロスポーツ選手である事から他の作品への声優としての起用が無い事があげられます。
「耳をすませば」の出演者に江川卓さん出てきて、気になったので調べたらテレビの野球中継の解説者役でした。
— みょーた (@my0taku) 2017年1月27日
まとめ
ジブリは声を当てるのに声優を使わない、というのは前述の通りですが、同じ著名人でも雫のお父さん役である立花隆氏に比べると岸部シロー氏や江川卓氏の役どころは地味という他ありません。
いずれも一時代を築いた人である事から、上映当時の事を考えればもっと良い役どころという可能性もあったのかもしれませんが、ジブリは一筋縄ではいかなかったという事ですね。