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スネイプはなぜダンブルドアを殺した?杖やマルフォイが関係してる?

2019/01/01
 

「ハリー・ポッターと死の秘宝」で一番の驚きは、え?スネイプがダンブルドアを殺しちゃうの!?ってことだと思います。

原作を詳しく読み込んでいないとわからないことがありますからね。

今回は、スネイプがダンブルドアを殺したいきさつや、それに杖やマルフォイが関係していることなども解説しますね。

ヴォルデモートではダンブルドアを殺せない

そもそもスネイプに殺させずに、ヴォルデモート自身直接がダンブルドアを倒せばいいんじゃないか?と思う方もいるでしょう。

しかしそれは難しいかもしれません。

ヴォルデモートはダンブルドアと魔法省で直接対決していますが、お互いに致命的なダメージを与えることはできませんでした。

ダンブルドアはハリーを守ることはしても、トム・リドル(ヴォルデモート)を本気で倒そうとしていませんでした。

教え子の一人として、もし適うのなら改心・更生してほしいという気持ちを持ち続けているようです。

一方ヴォルデモートがダンブルドアを倒す、というのも現実的な展開ではありませんよね。

ダンブルドアは150歳を超える 魔法族の長老。持ち主に最強の力を提供してくれる『ニワトコの杖』を持っています。

この経験と力には、ヴォルデモートであっても対抗するのは難しいでしょう。

少し踏み込んで考えれば、「善」の象徴であるダンブルドアを「悪」の象徴ヴォルデモートが倒してしまっては、児童文学のストーリー的にも問題があるかもしれないですしね。

こういったことから、スネイプがダンブルドアを殺すという展開が作られたのではないでしょうか。

マルフォイに殺させようとした

マルフォイがダンブルドア殺害を命令された理由

ヴォルデモートはルシウス・マルフォイの度重なる失態の汚名返上という口実で、息子ドラコ・マルフォイに「ダンブルドア殺害」を命じました。

ヴォルデモートとしてはドラコが失敗すればマルフォイ家に罰を与え、成功すれば万々歳という見え透いた策略でした。

ナルシッサ・マルフォイは息子ドラコには到底達成できないだろうと考え、スネイプにドラコを助けて欲しいとすがります。

スネイプはスパイとして怪しまれないためにその願いを聞き入れ、「破れぬ誓い」をナルシッサと結びます。

「ドラコがダンブルドアを殺すのを手伝い、無理ならスネイプが代わりにやり遂げる」という内容でした。

「破れぬ誓い」を破ると、死んでしまいます。

それなのにスネイプがなぜこの誓いを結んだかがポイントです。

そもそもダンブルドアは、分霊箱の一つであるマールボロ・ゴーントの指輪を破壊した時の呪いで手が真っ黒に焼けこげ、手当をしたスネイプから余命一年を宣告されていました。

「謎のプリンス」の年までしか生きられなかったのです。

なので、どうせならその余命を利用して「スネイプがダンブルドアを殺す」演出をすることを決めたんですね。

こうしてダンブルドアとスネイプは、ドラコに殺人という一線を超えさせずに命も立場も守り、スネイプの死喰い人としての立場をゆるぎないものにしようとしたのです。

さらに、ニワトコの杖の持ち主であるダンブルドアが自らの意志でスネイプに殺されるよう計画しました。

杖の忠誠心をダンブルドアにとどめ、ヴォルデモートがニワトコの杖の持ち主になれないようにと考えたんですね。

実際には、マルフォイがニワトコの杖の所有者に

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、ダンブルドアは洞窟で分霊箱を手に入れるため呪いを受けました。

ハリーと一緒にホグワーツに戻ってきたときは自分1人で立っていられないほど衰弱していたんです。

その時ドラコ・マルフォイが現れて武装解除呪文をかけたため、ニワトコの杖は奪われ、その持ち主はドラコになりました。

しかしダンブルドアを殺すことで頭がいっぱいのドラコはそれに気づいていませんでした。

そのときに現れたスネイプにダンブルドアが懇願した言葉「セブルス・・・・・・頼む・・・・・・」は

「頼む(助けてくれ)」ではなくて、「頼む(約束通り、今殺してくれ)」だったのですね。

スネイプには杖の武装解除の詳しい状況はわかっていなかったかもしれません。

ですが彼がダンブルドアを殺すこと=ドラコを守り自分を守りダンブルドアやナルシッサとの約束を守ること、になるのでそれを実行したわけです。

まとめ

スネイプがダンブルドアを殺した理由は4つ。

  • ドラコ・マルフォイに殺人をさせず、その命を守るため
  • スネイプの命を守り、二重スパイとしての立場を守るため
  • 杖の力が闇の勢力に利用されないようにするため
  • ダンブルドア自身が、余命短い身をこれらの目的に利用するよう望んだから

ハリーが生まれてから17歳になるまでの間ずっと二重スパイの役割を果たしたスネイプの強い意志には、本当に感服させられます。

本人が望んだこととはいえ、自分の唯一の理解者だったといっていい人物を手にかけることはどれほど勇気のいることだったか。

ハリーが後に自分の息子に「アルバス・セブルス」とダンブルドアとスネイプの名を組み合わせて名づけたのも納得ですね。

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