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ヴィンランドサガのトルケル閣下は実在の人物? 強いけど最後は死亡する?

2019/06/15
 

2018年3月にアニメ化が決定したヴィンランド・サガ。

2005年から連載しており、14年目での快挙となります。
プラネテスで評価が高謙幸村誠氏が描く作品です。

ヴィンランド・サガとは

11世紀初頭の北ヨーロッパ及びその周辺を舞台に繰り広げられる、当時世界を席巻していた「ヴァイキング」たちの生き様を描いた時代漫画である。

冒頭では主人公トルフィンが少年の戦士。
父の仇であるアシェランドの元、戦場で活躍していく場面から物語は始まる。

序盤から54話まではバトルものとしての様相を見せていましたが、
55話以降は主人公トルフィンが人としての心を取り戻す過程が描かれています。

その中でも一際強い存在感を放つのは
トルケル
でしょう。

トルケルは1013年、デーン人のイングランド攻略の際に初めて登場します。

当時から凄まじい強さを誇ったトルケル。
漫画内でも1人で何十人もの相手を倒していく様が描写されています。

おそらくヴィンランド・サガの存命の登場人物で最強でしょう。
(1位はトルフィンの父・トールズ)

歴史上は存在していた?

存在していました。

史実上もトルケルは”のっぽのトルケル”として表現されています。
実際に巨体だったのでしょう。

ヴォリン島のヨムスブルク要塞を拠点とするヨムスヴァイキングの司令官を務め、後に伯爵にもなった人物。
スコーネ地方の首長であるストルト・ハラルドの息子で、シグヴァルディ伯爵の兄弟

とあります。
なのでヴィンランド・サガと身分、家族関係は一緒です。

ただその強さについては描かれていません。

司令官を務めるほどですから、一般より戦闘力は高いと思われますが、漫画内ほど強かったという描写はどこにもありません。

強いけど最後は死亡する?

史実上ではクヌート1世と関係が悪化してデンマーク伯爵として封ぜられたとの記録があります。

これはトルケルの後妻が魔女の力を借りて前妻との子供を殺害したという理由で裁かれたことがきっかけだそうです。

時代が時代だけに理由がメチャクチャですよね。

そして最後ですが、封ぜられたということから記録はないようです。
戦死したという記載はありません。
そのまま隠居した可能性もありますね。

ちなみに彼を封じたクヌートはイングランド、スゥェーデン、ノルウェーを納め、漫画で宣言していた通り、「北海の楽園」を建設します。

しかし、クヌートの死後、後継者争いが起きて彼が築き上げた北海帝国はわずか7年で崩壊することになります。

乱世の中とはいえ切なくなりますねぇ(涙)

そしてトルフィンですが、ヴィンランドを目指して5回挑戦しますが、途中で病で亡くなっています。
これもまた切ない。

グリーンランドまで3,000km、また先住民との争いもあり、ヴィンランドへの入植活動は10年ほどしか続かなかったようです。

まとめ

トルケルは実在の人物である。
漫画ではNo.1に近い戦闘力を持っているが史実ではそのような記載はない。
史実ではクヌートとの関係が悪化して、デンマーク伯爵に封じられる。
そしていつ没したかは記載がない。戦死したという記載はない。

 

以上です。アニメ化が待ちきれないヴィンランド・サガ。
今後も楽しみにしていきましょう!

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