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生ビールや生パスタの生の意味は?由来や歴史について知りたい!

2018/10/29
 

様々な「生」が世の中には出回っています。

生チョコ、生ハム、生カルビなどなど。

今日はその中でも接する機会が多い「生ビール」「生パスタ」について

「生ビール」と「ビール」の違いは?

加熱処理がポイント

生ビールとビールの違い。
それは
加熱処理をしたか?加熱処理をしてないか?の違いです。

加熱処理をしていない→生ビール
加熱処理をした→ビール
と覚えておきましょう。

加熱処理はいらなくなった

難しい技術論を省略して簡単に話します!

ビールを漢字にすると「麦酒」と書きましてようは麦からできているわけです。

工程の段階で「麦汁」ができるわけですが、このままだと苦くて飲めたものではありません。

そこで酵母を加えると麦汁に含まれる糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されます。
そこで更に発酵させると香りと旨味が出てくるわけです。

そしてポイント!
最後に酵母を抜いて完成なわけですが、1960年くらいまでは加熱して酵母を抜いていました。

が、
最新技術では濾過技術(分離技術)が発展して加熱処理しなくても酵母を抜くことができるようになりました。

日本のビールはほとんど生!

ということで技術発展により加熱処理がいらなくなりました。

「生ビール」「ビール」で二大政党のようなイメージをされるかもしれませんが、

日本で出回っているビールのほとんどは「生ビール」なわけです。

「ビール」も存在することは存在しましてキリンクラシックラガーや復刻版のサッポロラガー、アサヒスタウトがこれに当たります。

「復刻版」という名前からも今は存在しないことを示してますねぇ。

生パスタとパスタの違いは?

乾燥させているかどうか

ビールは加熱処理の有無が違いでしたが、パスタではどうなのでしょうか。

一言でいえば「乾麺かどうか」といったところ。

皆さんがスーパーで購入される堅いパスタ。

あれは「普通のパスタ」です。ビールと違い、「生」でない方が主流です。

逆に柔らかくなっているパスタ。それは「生パスタ」なのです。

必要性によって生まれたパスタ

カレーの話もそうでしたが、
「保存が効くかどうか」
これは食べ物が普及する上で非常に大きな意味を持ちます。

牛乳を使うシチューでは保存が効かず、カレーが用いれられたようにパスタも保存が効くかが鍵でした。

乾麺パスタ自体の歴史は古く紀元前からありましたが、普及したのは16世紀ナポリで飢饉に備えるために保存食として登場したのが乾麺パスタでした。

逆に打ち立てで美味しい生パスタは移動が高速化し、各工程が細分化された現代が適していたということです。

まとめ

1.熱処理をしたものが「ビール」、熱処理してないものが「生ビール」
2.現代は熱処理しなくても製造できるので、ほとんどのビールが「生ビール」である。
3.乾麺のものが「パスタ」、乾麺でないものが「生パスタ」
4.乾麺の方が保存が効くため普及が早かった。

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