カレーに付いてる福神漬けとらっきょうって栄養はあるの?カロリーは高い?
日本の国民食といっても言いカレー。
嫌いな人はほとんどいないでしょう。
朝、昼、夜とどこにカレーが出てきてもおかんしくない日本人の定番食カレー。
そしてカレーといえばまず福神漬け、次にらっきょうですね。
ただカレーに比べるとスポットライトが当たりにくい福神漬けとラッキョウ。
今日はそんな2つの漬物に焦点を当ててみましょう。
福神漬け
栄養はあるの?カロリーは?
七種類の野菜を漬けることから、それらを七福神に見立て「福神漬け」と名前がつけられました。
①大根②なす③なた豆④蓮根⑤生姜⑥しその実⑦たけのこ等。
の7つからできています。
カロリーは100gあたり136kcal
そう、意外と高いのです。
福神漬け取り放題のお店もあるので、ついつい食べ過ぎてしまいそうですねぇ。
そして栄養ですが、
塩分が高めであまり栄養があるとは言えません
漬物というと健康に良さそうなイメージがあると思いますが、こと福神漬けには当てはまるとは言えないようです。
何でカレーに福神漬けがつくの?
福神漬けは名前の通り、漬物の1つとして誕生しました。
実に1885年のことになります。上野の漬物や「山田屋」の店主が10年かけて作ったそうです。
もちろん作られた当時はカレーと食べられることは想定していませんでした。
カレーとタッグを組んだのは1902年と言われています。
日本〜ヨーロッパの航路でカレーと福神漬けがセットで出て来たのがきっかけでした。
チャツネに似ていた福神漬け。
これを一緒に食べたらおいしいのでは?
との発想から生まれたそうです。
歴史のいたずらですね。何事もチャレンジが必要です。
らっきょう
栄養はあるの?カロリーは?
カロリーは100gあたり49kcal
ということで福神漬けより低いことがわかりました。
そしてびっくりすることに栄養もたっぷりあります。
例えば食物繊維の割合はゴボウの4倍も入ってますし、免疫力を高めガン予防にもなるアリシンという成分がたくさん入っています。
なので総合的に見ると身体に良いのは福神漬けよりらっきょう!
ということになります。
何でカレーにらっきょうがつくの?
カレーと組んだのも偶然。
第二次世界大戦前、帝国ホテル系列の列車の中で食事と一緒に出されたのがきっかけと言われています。
ヨーロッパではカレーに付けるものとしてピクルスが一般的だったようですが、日本ではまだまだ一般的ではなかったようです。
それで出されたのがらっきょうでした。
これもまた歴史のいたずらですねぇ。
カレー、福神漬け、らっきょうも共通する点は「保存が効く」ということでしょうか。
今でこそ移動は高速になり、日本〜ヨーロッパ間でも丸一日あれば移動できます。
しかし、戦前は移動に数ヶ月かかることもザラでした。
ここで保存がきくカレーに注目が当たったのは必然ですね。
まとめ
1.100gあたりのカロリーは福神漬けが136kcal、ラッキョウは49kcal。
2.栄養価は福神漬けは塩分高め、らっきょうは食物繊維たっぷり
3.福神漬けよりらっきょうの方が身体に良い。