死の秘宝でマグル先生は浮いている人のこと?なぜ殺された?
「ハリー・ポッターと死の秘宝」で最初に殺された人物は、チャリティ・バーベッジです。
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なぜ殺された?
詳しい生い立ちは明らかにされていませんが、彼女はホグワーツ魔法魔術学校で教鞭をとり、3年次から選択できる科目の一つであるマグル学を教えていました。
未婚だったようですね(原書Harry Potter and the Deathly Hallows の第1章で、ヴォルデモートは”Miss Charity Burbage”と呼んでいます)。
1997年7月、『日刊予言者新聞』に「穢れた血」(マグル生まれの魔法使い・魔女)を擁護する文を寄稿したため、ヴォルデモートに捕らえられ、後に殺害されてしまったのです。
ヴォルデモートは当時マルフォイの館に滞在していましたが、マルフォイ一家の忠誠心が薄れていることを感じていました。
チャリティ・バーベッジをマルフォイの館に集う死喰い人たちの目の前で殺すことで、見せしめにしたのでしょう。
改めて「純血」の魔法使いへの締め付けを強化することで、自らの地位を保とうとしたのではないでしょうか。
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なぜ浮いていた?
原作ではマルフォイの館にスネイプ等が到着するシーンから描かれています。
彼らが広間に入った時にはすでにチャリティは天井から魔法で逆さまに吊り下げられ、意識はありませんでした。
ヴォルデモートが杖を振るとチャリティは意識を取り戻します。
そして魔法族の子弟にマグルのことについて教えていたこと、穢れた血を擁護したことを死喰い人らの前で糾弾されます。
チャリティはその場にいた元同僚、セブルス・スネイプに助けを求めますが、スネイプはただじっと見つめるだけでした。
吊り下げられた状態のままヴォルデモートの死の呪いによって殺害され、遺体はヴォルデモートのペットの大蛇、ナギニの餌となったのです。
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まとめ
『魔法使いは「純血」(魔法使い同士の結婚によって生まれた存在)でなくてはならない』という信条から、大勢の魔法使いやマグル(人間)やその他の生き物を殺し続けたヴォルデモート。
魔法の力を極限まで高め、その力だけを正義として世界を支配しようというのが彼の考え方です。
多様性こそが生き残りの知恵である、という現代の常識は通用しないようですね。