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耳をすませばの雫の家について!貧乏で部屋の間取りが狭いの?

 

スタジオジブリが制作した「映画新築〇階建て」みたいな家に主人公家族が住む事ってあまりない気もしますが
描写だけ見れば雫と姉の汐は一部屋を共有していますし、この調子だとお父さんとお母さんも一室で過ごしていると見て間違いないでしょう。

普通に狭い気もしますが、今回は月島家の間取りと月島家が貧乏なのか否かについて考察・解説していきます。

部屋について

まず雫と汐が同室で二段ベッドとそれぞれいくらかのスペースで生活している事が読み取れます。

映画の中でも雫が机に向かっている時に汐が当たり前の様に入ってきているので
同室であるという事については疑いの余地はありません。

映画の後半で一人暮らしを始めた事もあり、雫がベッドを壁に寄せて広く部屋を使っている描写がある事からも
元々雫と汐は同室という話に裏が取れます。

これに対してお父さんとお母さんがそれぞれ一部屋ずつというのは考えにくいので、
お父さんとお母さんも同室と見て二部屋は確定とし、作中の描写からリビングダイニングキッチンがあると考えて
月島家の間取りは最低2LDKと見て間違いはありません。

お父さんの仕事が司書、
別に郷土史家という仕事をしている事から書斎があると考えてもう一部屋ある場合でも3LDKになります。
なかなかの広さです。

月島家は貧乏なのか?

月島家は中流家庭

姉が出て行ったとはいえあのボロアパートに家族4人が住むには手狭な印象がありますが、月島家は貧しいのでしょうか?
統計を調べてみました。

昭和の情報が出てこなかったので平成5年の地方公務員の一般行政職を見たところ、

平均年齢39.5歳で平均月収30万5千円程です。
平成29年は年齢42.3歳で平均月収31万9千円ほどです。

なんという事でしょう。
高い高いと言われている公務員は世間一般が思っている程の高給取りではないですね。

原作の耳をすませばは昭和の末から平成頭辺りの時代設定で、映画版は1994年という時代設定ですが、
言うほど貧乏でも、かといって高給取りでもなく中流家庭くらいの月収である事が発覚してしまいました。

そうなってくると家の間取りや月島家がボロアパートである事が色々歪になってきてしまいますが、
実は月島家は原作から設定を変更されています。

原作と映画では設定が違う

原作の月島家は一戸建てに住んでいるのですが、映画化に際してアパート住まいに変更されています。
(ちなみにお母さんは専業主婦)

つまり映画化に際しての設定変更でボロアパートにされてしまっただけで、
お母さんが院生という立場に設定変更されなければ普通の中流家庭だったのです。

一応、ジブリは作品の舞台に出てくるキャラクターにはそれなりの立場を与えている印象がある為、
もしお母さんが専業主婦だったら映画内でのいくつかの出来事が発生しなくなってしまいますし、
この設定変更はよかったのかもしれません。
(まさかスタジオジブリも公務員の平均月収まで引っ張り出して記事書かれるとは思っていないでしょうし)

公務員=低収入と思われる時代もあった

ちなみに若い子には実感がないかもしれませんが、
原作の時代設定であると予想される1989年頃は公務員が低収入の負け組と言われていた時代でもあります。

月収が30万でお母さんは専業主婦で娘二人を養っている点を考えると貧しい家庭とは言えません。
それ以前に後二年たてばバブルが崩壊して月島家は一躍勝ち組に躍り出て下克上までしてしまいます。

結局月島家は社会的にどうなの?

ここまでの内容をまとめると、
月島家の世帯月収は30万円、お母さんが専業主婦(原作準拠)でも一戸建てで生活出来ている事もあり貧乏ではありません。

セレブとはいかなくても中流家庭とは十分に言えるレベルで、
映画内での月島家が狭いのは制作側の描写の都合というわけですね。

月島家が貧乏だと言われる背景には映画化に際してのいくつかの設定変更が重なった結果出来た間違ったイメージという事です。

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