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かぐや姫の物語の捨丸と再会するシーンは夢落ちだったの?真相について深掘り

2019/03/05
 

2018年の5月18日に金曜ロードショーでかぐや姫の物語の放送が予定されていますね。

 

かぐや姫の物語は高畑勲監督が人生をかけた集大成と言われていて、当初は風立ちぬと同時公開の予定でしたが大幅な製作遅延により、同時公開がキャンセルになったとも言われているようです。

 

またジブリが高畑監督の解任を考えたほどとの事でした。

 

まさに自分の人生をかけ、この作品に魂を注ぎ込んだのでしょう。

 

そんなかぐや姫の物語について今回は深掘りしていきます。

捨丸と再会するシーン

かぐや姫と捨丸が再開するシーンが、何かと議論されています。

 

なぜ議論されているのか?

 

それは捨丸には妻子がいるからです。

田舎娘から貴族になったかぐや姫に再会した。

 

捨丸は、綺麗になったかぐや姫を見た時、1人の女として意識したように見られます。

 

かぐや姫が「月に帰らなければならない」と告げると、捨丸は「二人で一緒に逃げよう」と答える。

このやり取りの中で、かぐや姫が自分(捨丸)の事に好意がある事を感じていたのだと思います。

 

やり取りの後、二人は抱き合います。

 

ここから問題のシーンで、話していた二人は急に空や野山を自由に飛びまわります。

かぐや姫と捨丸、鳥たちも一緒に、その姿はまさに幸せに包まれていました。

 

そして大きな満月が二人に差しかかる。

 

楽しそうに空を飛び回っていたかぐや姫と捨丸の二人は引き剥がされ、空から地面へと落下していきます。

気がつくと捨丸は、最初にかぐや姫と話していた場所に伏せた状態で1人で戻っている。

 

捨丸は急な出来事に、今までの出来事は夢だったのか?とうなだれます。

 

そして、捨丸の元に妻子が現れ、捨丸に子供達が駆け寄ります。

捨丸の妻は捨丸自身に何があった事に気づいている様子、しかし捨丸は何もなかったかの様に振る舞い、子供達と遊んでいる。

捨丸は妻の方を向く事ができないようでした。

夢オチだったの?

かぐや姫と捨丸が再会し、捨丸が元の場所に戻って気がつくシーンは夢オチなのか?

 

この部分が議論のポイントになっているようです。

 

小さい頃は幼なじみのような、二人でしたが、かぐや姫が京都に上京した事により二人の人生が変わりました。

 

田舎娘だったかぐや姫は天下の帝が目をつけるほどの美人になり、捨丸は妻子ができた。

 

その中で再会した二人は、以前とは違うお互いの立場を感じながらも、二人は一緒になってしまい、結果的には現実に引き戻されてしまう。

 

この二人が再会し、捨丸が「二人で一緒に逃げよう」と発言をした後に幸せそうに空を飛び回るシーンは大人の関係になった事を表現していると考察します。

 

夢落ちでも何でもなく、二人は実際に不倫関係になったのだと思います。

 

そんな二人の姿を月は許さなかった。

 

空を飛び回っていた二人を引き離し、捨丸を元の場所に戻したのは月の仕業だと考えます。

 

ここで捨丸は今までの出来事は、夢だったのか?とうなだれて目が覚める。

 

このシーン自体は夢落ちではなく実際におきた出来事で、時間が戻ったのだと思います。

 

ちなみにかぐや姫の物語の絵コンテにも時間が戻っているとの記載があったとの事です。

 

また、捨丸の妻が捨丸の変わった様子に気づいている事が証拠になっていると思います。

 

この事実を知った時にジブリは凄いなと関心しました、不倫をアニメとして表現しながら結局、かぐや姫は強制的に月に戻されてしまう。

 

ハッピーエンドにさせず、バットエンドにする所が作品を通して我々に考えさせるものになっているからです。

 

このように考えさせる構成になっているゆえ、熱く議論されているのかもしれませんね。

まとめ

■捨丸と再会し、空を自由に飛び回るシーンは不倫関係を表現していると考察します。

■空を自由に飛び回り、捨丸が元の場所に戻されたのは夢落ちではなく、月が時間を元に戻した。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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